鬼滅の刃22巻194話「灼熱の傷」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話193話で炭治郎は十二の型を繋ぐことに成功します。
夜明けまでの時間はまだ一時間近く残っていますが、無惨も珠世の薬によって大幅に弱体化され、勝利への兆しが見えてきました。
鬼滅の刃194話「灼熱の傷」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃22巻194話のネタバレ
愈史郎の祈り
無惨に斬られた茶々丸のもとへ、愈史郎たちが駆けつける。
バラバラになりながらも、もがいていた茶々丸を抱き上げる愈史郎。
そして切り離された体を合わせると茶々丸は瞬く間に回復する。
驚く村田と竹内に、愈史郎は決戦前夜に鬼にできたのだと説明する。
その後三人は手分けをして、無惨にやられた柱たちの手当に回る。
村田と竹内の二人は、伊之助たちに血清を、そして愈史郎は行冥のもとへ。
足を切り落とされ、気を失っている行冥。
愈史郎は手当をしながら、これではたとえ意識が戻ったとしても戦うことはできないと察する。
愈史郎は珠世を思い浮かべ、今一人で戦っている炭治郎をどうか守ってくださいと、涙ながらに祈るのだった。
戦線復帰
その頃炭治郎は再び型を繋げながら、無惨に攻撃を繰り返していた。
今度は繋ぐだけではなく、脳と心臓を正確に狙わねばと集中して”透き通る世界”に入ろうとする。
しかしその時、突如視界の周りが暗くなる。
すでに体は限界を迎えており、酸欠を起こしてしまったのだ。
立て直そうとする炭治郎だったが、動揺からか足を滑らせ隙を晒してしまう。
襲いかかる無惨の攻撃。
そこを小芭内が抱えて助け出す。
次第に視界が戻り小芭内の顔を見た炭治郎は衝撃を受ける。
小芭内は両目にかけて大きな傷を負っていたのだ。
自分を助けた時についたのではと、謝ろうとする炭治郎だったが、小芭内は前にやられたもの言いそれを遮る。
炭治郎は援護して戦うことを提案するが、小芭内は鏑丸がいるから大丈夫だと断る。
そして回復したことを確認し、炭治郎を放す小芭内。
今度は二人で無惨へ挑むことになる。
現れる古傷
目の見えない小芭内を狙い攻撃を繰り出す無惨。
しかしそれを小芭内は難なく躱す。
鏑丸が無惨の攻撃を読み、小芭内に状況を伝えているのだ。
それを察した無惨は屈辱を感じ、怒りをあらわにし、再び小芭内に攻撃を放つがそれも鏑丸の助けと、炭治郎の攻撃によって防がれる。
手負いの剣士にここまで手こずっていることに、老化薬はまだ分解できないのかと、焦りを感じる無惨。
炭治郎は匂いの変化から無惨が徐々に弱くなっていることを感じていた。
しかし激しい攻撃に避けながら酸欠を免れるのが精一杯で、なかなか”透き通る世界”に入ることができない。
なんとか現状を打破しなくてはと炭治郎もまた焦る、その時だった。
無惨の体に突如、無数の古傷が現れる。
それを見た炭治郎は瞬時に察する。
これは何百年も前に縁壱がつけた傷だと。
そしてその傷こそが無惨の脆い場所であり、縁壱が自分たちを導いてくれるのだと炭治郎は確信する。
鬼滅の刃22巻194話の扉絵とタイトル考察
今回の扉絵は愈史郎、村田、竹内が描かれたものです。
おそらく炭治郎が目を覚まし無惨の元へ駆けつけた後、遅れて向かっているところなのでしょう。
エピソードタイトルは「灼熱の傷」。
これは今回のラストで描かれた無惨の古傷のことですね。
縁壱との戦いは無惨の記憶だけでなく体にもしっかりと刻まれていたようです。
鬼滅の刃22巻194話の名台詞
今回印象に残った台詞は愈史郎の「炭治郎を守ってください、なんとか守ってやってください、お願いします」です。
炭治郎と顔を合わせるたび憎まれ口を叩く愈史郎ですが、心のなかではちゃんと認めており、大切に思っていることがこの台詞からわかります。
また、珠世の薬の効果を願っていると言う意味もあるかも知れませんが、祈る対象が神や仏ではなく珠世なのが愈史郎らしいですね。
鬼滅の刃22巻194話の感想・考察まとめ
前回に引き続き無惨との戦いが描かれた今回。
茶々丸や伊之助、そして行冥と小芭内が生きていたことがわかって安心しました。
特に小芭内は目が見えなくなってしまったものの、戦いに戻ってきてくれましたし、ここからの活躍が期待できそうです。
小芭内の復帰、古傷の出現と、追い風が吹いてる状態が続きます。
195話の展開に注目しましょう。
⇒鬼滅の刃195話