鬼滅の刃22巻191話「どちらが鬼か」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話190話では善逸たちが戦いに加わり、小芭内に続き義勇たちも赫刀を顕現させることに成功します。
これが無惨に対する反撃の狼煙となるのでしょうか。
鬼滅の刃191話「どちらが鬼か」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃22巻191話のネタバレ
炭治郎の目覚め
炭治郎の腕に注射を刺す愈史郎。
竹内に連れて行かれた村田は無事、愈史郎を助けることに成功し、そのまま炭治郎を手当するため戻ってきていた。
村田は炭治郎の刀を放してやろうとするが、戦う意志の現れなのか、頑なに放そうとはしない。
すると薬の効果が表れ次第に炭治郎の脈が戻ってくる。
村田必死に炭治郎へ呼びかける。
しかし再び脈が弱まってきてしまい、諦めかける愈史郎。
だがそれでも村田は諦めず、涙を流しながら無惨が逃げてしまうと呼びかけ続ける。
その時だった。
突如あたりに何かが軋むような音が響き渡る。
動揺する村田と竹内に愈史郎は一言、刀だと告げる。
この音は炭治郎が刀を握りしめている音だったのだ。
その音が一際大きくなったその時、炭治郎がついに目を覚ます。
優勢から一転
無惨との戦いを隠の一人が物陰から見ていた。
戦いを優勢に進める柱たちに、隠はついに無惨を倒せると期待を抱く。
赫刀による攻撃で遅くなった再生、そして愈史郎の札を柱たちも使うことで戦いを有利に進めていく。
戦力が増して集中する余裕ができた行冥は、黒死牟との戦いの時の様に再び”透き通る世界”に入る。
そこで行冥は無惨が心臓と脳を複数持っていることを初めて知る。
複数箇所、しかも移動するこの急所を突くには、複数人必要と判断した行冥は、その場にいる仲間に凝視しろと呼びかける。
体が透けて見えないかと。
言われたとおり小芭内が無惨の体を凝視すると、一瞬だけ透けたように見えた。
しかし次の瞬間、とてつもない音と揺れが巻き起こり、無惨の周りから全員が姿を消す。
炭治郎復活
物陰で見ていた隠は何が起こったかわからず、動揺し辺りを見回した。
するとそこには周りの壁に叩きつけられ、地面に転がる柱たちの姿があった。
優勢かと思われた戦いも一瞬にしてひっくり返されてしまったのだ。
唯一攻撃を逃れたカナヲも、無惨を前に膝から崩れ落ち動けない。
そこへ無惨がゆっくりと近づき腕を振り上げる。
隠が身を挺して止めようと走るがとても間に合わない。
最早これまでかと思われたその時、”ヒノカミ神楽 輝輝恩光”を繰り出し炭治郎が現れる。
無惨の腕を斬り落としカナヲを救うと、後を隠に任せ、無惨と対峙する。
意識は取り戻したものの、顔の右半分はまだ異様に腫れ上がっており、その姿を見た無惨は醜い姿と罵る。
これではどちらが鬼かわからないと。
しかし目の前に立つ炭治郎に無惨は、かつて自分を追い詰めた縁壱の姿が重なって見える。
そんな無惨に対し炭治郎は静かに、終わりにしようと告げるのだった。
鬼滅の刃22巻191話の扉絵とタイトル考察
今回の扉絵は炭治郎と縁壱が背中合わせで立っているものです。
血の繋がりはなくとも、炭治郎こそが縁壱の後継者であるという事を表しているのでしょうか。
エピソードタイトルは「どちらが鬼か」。
これは今回のラストで無惨が言った台詞からのようですね。
鬼滅の刃22巻191話の名台詞
今回印象に残った台詞は村田の「無惨が逃げちまうぞ、早く行かなきゃ」です。
炭治郎が目を覚ますきっかけになったこの台詞。
先祖の記憶により、無惨を逃してしまった縁壱の深い後悔を感じていたからこそ、この言葉が何より深く響いたのでは無いでしょうか。
鬼滅の刃22巻191話の感想・考察まとめ
今回は炭治郎の目覚め、そして復活、優勢に見えた戦いからの全滅と大きく物語が動きました。
次々に状況が好転していき、これからという瞬間での出来事だったので衝撃でしたね。
炭治郎が復活することで、なんとかこの場をつなぐことはできましたが、ここからは一人です。
炭治郎は夜明けまでの一時間近く、無惨をこの場にとどめておくことができるのでしょうか。
192話の展開に注目しましょう。
⇒鬼滅の刃192話