鬼滅の刃20巻173話「匪石之心が開く道」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話172話で、実弥と行冥は本気を出した黒死牟に苦戦を強いられます。
しかしそこへ無一郎が復帰し戦いに加わります。
鬼滅の刃173話「匪石之心が開く道」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃20巻173話のネタバレ
行冥の覚醒
技の出掛かりを黒死牟の攻撃により潰されてしまう行冥。
行冥は、まるでこちらの動きを予知しているかのような黒死牟の速すぎる動きに違和感を覚える。
戦いながら行冥は、違和感の正体を探るため、感覚を研ぎ澄ます。
すると突如、黒死牟の体が透き通り、知覚できる感覚を覚える。
その間、無一郎は、なんとか間合いの内側に入り、黒死牟の動きを止めようとしていた。
それを察した行冥は、実弥に合図をし一斉に攻撃を仕掛ける
それに対し”月の呼吸 拾肆ノ型 兇変・天満繊月”を繰り出し、一網打尽にしようとする黒死牟。
実弥と無一郎はそれを必死に掻い潜る。
黒死牟が更に次の攻撃を繰り出そうとしたその時、右手に行冥の投げた数珠がぶつかる。
それによりできた一瞬の隙を見逃さず実弥は、”塵旋風・削ぎ”を繰り出す。
それをなんとか躱した黒死牟だったが、間髪入れずに繰り出された行冥の鉄球をくらい右上半身が吹き飛ぶ。
そしてついに、無一郎は足を切り落とされ、首元を切られながらも、黒死牟の脇腹に深々と刀を突き刺し動きを止める。
一転攻勢
ここへ来て黒死牟に通用し始める行冥たちの攻撃。
それは行冥と、無一郎が”透き通る世界”に足を踏み入れたためだった。
更に行冥にいたっては、それを逆手に取り、自らの血の巡りを操ることで黒死牟の目を欺いていた。
動きを止められた黒死牟に、追撃を仕掛ける実弥と行冥。
しかし脇腹を突き刺されたままにも拘らず黒死牟は、それを迎え撃とうと刀を振ろうとする。
それを玄弥は遠目から銃で狙っていた。
その姿は、目は完全に鬼のように変わっており、構えた銃も不気味に変異を遂げていた。
このまま撃つと無一郎も巻き添えになることから、躊躇う玄弥。
しかし、自分もろとも撃って良いと無一郎に言われていた事を思い返し、ついに心を決め引き金を引く。
それに気付いた黒死牟は咄嗟に、放たれた銃弾を刀で弾く。
鬼滅の刃20巻173話の扉絵とタイトル考察
今回の扉絵は刀を握った黒死牟の右腕です。
その腕は筋肉が透けて見えるように描かれており、今回行冥と無一郎が”透き通る世界”に入った事を表現しているのかと思います。
エピソードタイトルは「匪石之心が開く道」。
この20巻のタイトルにもなっています。
匪石之心は消して揺らぐことのない心のことですね。
それが開く道、つまり圧倒的な力を持つ黒死牟に対し、強い信念を持って挑み、突破口を開いた行冥と無一郎のことを言っているのかと思います。
鬼滅の刃20巻173話の名台詞
今回印象に残った台詞は、無一郎の「俺もろとも撃っていいからね、絶対躊躇するなよ」です。
第172話の扉絵で、無一郎が玄弥に対し何かを話しているようにも見えましたが、こんな事を言っていたんですね。
左腕、左足を切り落とされ、ぼろぼろになりながらも立ち向かっていく姿に、更にこの台詞です。
大切な人を守るために自らを犠牲にする。
鬼殺隊の全員が持っている精神だと思いますが、無一郎のそれは特に際立っていると感じさせられます。
鬼滅の刃20巻173話の感想・考察まとめ
黒死牟の圧倒的な力に押されていた行冥たちでしたが、今回”透き通る世界”に足を踏み入れることで逆襲が始まりました。
“透き通る世界”は日の呼吸の使い手に限ったものではなく、辿り着く場所はいつも同じという縁壱の言葉通り、極めれば他の呼吸の使い手でも使えるものみたいですね。
そして今回のラスト、玄弥が放った弾丸ですが、黒死牟により防がれてしまったようにも見えます。
174話の展開に注目しましょう。
⇒鬼滅の刃174話