鬼滅の刃19巻167話「願い」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話167話で始まった実弥と黒死牟の戦い。
その場には無一郎と玄弥もいますが、とても戦える状態ではなく、実弥一人で戦わなければいけません。
鬼滅の刃167話「願い」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃19巻167話のネタバレ
呼吸を使う鬼
黒死牟は”月の呼吸 伍ノ型 月魄災禍”を繰り出す。
広範囲に渡る斬撃に、実弥は飛び退き避ける。
そして今度は実弥が、一気に間合いを詰め、”風の呼吸 参ノ型 晴嵐風樹”を繰り出す。
それを難なく刀で捌く黒死牟。
まだ余裕を見せる黒死牟に対し、実弥はその黒死牟の実力に驚きを隠せない。
一振りの斬撃の周りに付いてくる不規則な刃、その速さ、そしてなんと言っても鬼でありながら呼吸を使い再生力、身体力を高めていること。
しかし実弥は、いまだかつて無い強敵を前にはたじろぐどころか奮い立つ。
実弥は遠目から”風の呼吸 弐ノ型 爪々・科戸風”を繰り出すと、黒死牟が刀で防ぎ怯んだところを逃さず飛びかかり、上段から切りかかる。
それも、刀で防いだ黒死牟だったが、今度は間髪入れず刀の切っ先が黒死牟の首元を襲う。
落ちていた玄弥の刀を足の指で掴み振り上げたのだ。
しかしそれも上体をそらし避ける黒死牟。
両者とも一歩も引かない攻防が繰り広げられる。
崩れる均衡
全力で戦う実弥に対し、黒死牟は、昔を懐かしみ楽しむ余裕さえあった。
そして黒死牟が”月の呼吸 陸ノ型 常世孤月・無間”を放つと、実弥は捌ききれずまともにくらってしまう。
床に這いつくばり動けない玄弥は、実弥の姿を見失い動揺する。
傷だらけになり血を流す実弥。
黒死牟が半ば勝利を確信したその時だった。
突如上がり始める黒死牟の脈。
自らの身体に起こる異変に黒死牟は動揺する。
それを見た実弥は不敵に笑い、猫には木天蓼、鬼には稀血とつぶやく。
再び攻撃を繰り出し始める実弥に対し、黒死牟はふらつき思うように体を動かせなくなっていた。
実弥は鬼を酩酊させる特殊な血、稀血の持ち主だったのだ。
鬼滅の刃19巻167話の扉絵とタイトル考察
今回の扉絵は実弥が野良犬に餌を与えているものです。
実弥の心優しい一面が垣間見れますね。
エピソードタイトルは「願い」なのですが、今回特に誰かが願っている場面などはありませんでした。
なので前回描かれた、実弥の玄弥に普通に暮らしてほしいという願い、これを胸に実弥が今必死に戦っているということなのかなと思いました。
あるいは戦いを見ることしかできない、玄弥と無一郎の黒死牟を倒してくれという願いかもしれないですね。
鬼滅の刃19巻167話の名台詞
今回印象に残った台詞は実弥の「猫には木天蓼、鬼には稀血」です。
黒死牟の技をまともにくらってしまい、実弥が追い詰められたかと思いきや、この台詞とともに形成が逆転します。
その前の不敵な笑いも含め、実弥らしさが溢れている台詞ではないでしょうか。
鬼滅の刃19巻167話の感想・考察まとめ
今回はほぼ全体に渡り実弥と黒死牟の戦闘シーンが描かれました。
これまでの隊士とは違い、楽しんで戦っているような描写が印象的でした。
終始余裕があった黒死牟に対し、不利に見える実弥でしたが、実弥の血に酩酊した事によって、勝負の行方がわからなくなってきましたね。
168話の展開に注目しましょう。
⇒鬼滅の刃168話