鬼滅の刃19巻166話「本心」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話165話でついに始まった、無一郎と黒死牟の戦い。
しかし力の差は大きく、なすすべもなく柱に磔にされてしまいます。
このまま終わってしまうのでしょうか。
鬼滅の刃166話「本心」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃19巻166話のネタバレ
玄弥の奇襲
黒死牟は無一郎を圧倒的な力で、倒しつつもその実力を認めていた。
それに加えて、自らの血を継いでることからも、無惨に紹介し鬼にしてもらおうと企む黒死牟。
そのため磔にしつつも、死なないように、切った腕止血を施すなど手厚く扱う。
その一部始終を、玄弥は隠れて伺っていた。
そして、黒死牟が無一郎との会話に気を取られている隙を狙って、銃弾を撃ち込む。
しかし、そこに黒死牟の姿はすでに無かった。
黒死牟は一瞬にして玄弥の後ろに回り、銃を持っていた左腕を切り落としていた。
咄嗟に残った右手で刀を抜き、切りかかろうとする玄弥。
しかしその刃も黒死牟に届くことはなく、今度は右腕を切り落とされる。
そして、鬼喰いをしていたのはお前だったかとつぶやくと玄弥の胴体を両断する。
鬼を喰っている隊士がいることは、黒死牟の耳にも入っていたようだ。
玄弥の危機に無一郎は柱から逃れるため、刺さった刀を必死に抜こうとするが、一向に抜けない。
黒死牟は胴を切られて尚、まだ息のある玄弥に感心し、三百年以上前にいた鬼喰いをする剣士について語りだす。
その剣士は胴の切断で絶命したが、お前の場合は首かと。
そして黒死牟は刀の柄に手をかける。
黒死牟は無一郎と違い、玄弥を生かしておく気は一切無かった。
駆けつける実弥
玄弥、絶体絶命の危機かと思われたその時だった。
“風の呼吸 肆ノ型 昇上砂塵嵐”を放ち、実弥が現れる。
瞬時に間合いを離し、玄弥から遠ざかる黒死牟。
助けに現れた実弥に対し、玄弥は思わず兄貴とつぶやく。
すると実弥はどうしようもない弟だと返す。
そして何のために母親を殺してまで守ったと思っていると。
そこで玄弥は以前、炭治郎が言っていたことを思い出す。
お兄さんは鬼殺隊に入ったことはすごく怒っていた、でも憎しみの匂いは全くしなかったのだと。
だから大丈夫、お兄さんは玄弥のことがずっと変わらず大好きだと。
実弥は玄弥にお前には普通の暮らしをして、亡くした家族の分も、幸せになってほしかったのだと告げる。
そしてそこには絶対に俺が鬼なんか来させやしないと。
玄弥の思いに初めて気が付き謝る玄弥。
それを見ていた黒死牟は、兄弟で鬼狩りする不死川兄弟を、懐かしいとつぶやく。
大切な弟をこんな目に合わせた黒死牟に対し怒りをあらわにする実弥。
その怒りのまま、黒死牟へ攻撃を繰り出す。
その猛攻に、刀で塞がざるを得ない黒死牟。
今まで、居合のような形ですぐさま刀を鞘に納めていたため、見えなかった黒死牟の刀の刀身があらわになる。
鬼滅の刃19巻166話の扉絵とタイトル考察
今回の扉絵は炭治郎が手紙を読んでいるものです。
読んでいるのはおそらく、炭治郎たちが猗窩座と戦っている最中、千寿郎が出した手紙かと思われます。
無事受け取れて読めたようですね。
エピソードタイトルは「本心」。
これは今回明らかになった、実弥の弟玄弥に対する思いのことでしょう。
鬼滅の刃19巻166話の名台詞
今回印象に残った台詞はなんと言っても、実弥の「テメェは本当に、どうしようねぇ弟だぜぇ」でしょう。
子供の時以来、弟などいないと言い張っていた実弥が、初めて玄弥のことを弟と呼ぶこの台詞。
この台詞だけ見るとけなしているようにも見えますが、二人の関係性を鑑みると実弥の玄弥に対する愛情がにじみ出ている、そんな台詞だと思います。
鬼滅の刃19巻166話の感想・考察まとめ
無一郎と黒死牟の戦いに、不死川兄弟が加わった今回ですが、注目すべきはやはり不死川兄弟のやりとりでしょう。
炭治郎との乱闘にまで発展した、例の事件を見てもわかるように、実弥の玄弥に対する態度には目に余るものがありました。
しかしそれも全て、玄弥を大切に思うがゆえのことだったというのが今回わかります。
歪んでいるという考えもあるかと思いますが、正直にお前は俺が守るからどこかで幸せに暮らせと言ったところで、逆効果になると実弥はわかっていたのではないでしょうか。
実際は突き放したところで、思うようにはいかなかったのが悲しいところではありますが。
そしてそんな二人をみて懐かしいと言った黒死牟も気になりますね。
167話の展開に注目しましょう。
⇒鬼滅の刃167話