鬼滅の刃18巻153話「引かれる」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話152話で”透き通る世界”をものにした炭治郎は、見事、猗窩座の首を切ることに成功します。
猗窩座との戦いはこれで決着となるのでしょうか。
鬼滅の刃153話「引かれる」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃18巻153話のネタバレ
至高の領域
炭治郎に首を切られた猗窩座は、切られたその瞬間のことを思い返す。
闘気がない人間など今まで一度も、見たことがない。
だが確かにあの一瞬、炭治郎は闘気を一切纏っていなかった。
それにより感覚が狂ったが、それだけなら問題はない。
闘気を感じられなくても、対処できるだけの力はあった。
しかし、あの時、猗窩座の速さを炭治郎が上回った。
猗窩座が数百年に渡って極めた武術を、炭治郎は真っ向から打ち破ったのだ。
その炭治郎の姿に、猗窩座は自らが数百年に渡り探し求めていた、”至高の領域”を見た。
猗窩座の足掻き
切られた首を両手で抑え、再び繋げようとする猗窩座。
それを見た義勇は、とっさに折れた刀を、頭を狙って投げる。
義勇が投げた刀は猗窩座の頭に突き刺さり、その勢いのまま床に転がり落ちた。
崩れ落ちる猗窩座の頭を見て、これで終わったと安堵したのも束の間、体の方は崩壊が始まらない。
猗窩座は首を失ってもなお、死ぬことはなく、攻撃を繰り出してきた。
先程の一撃で全てを使い果たしてしまった炭治郎は、猗窩座の攻撃を避けられず、壁に叩き飛ばされてしまう。
そのまま気を失ってしまう炭治郎。
義勇は満身創痍の体を引きずり、懸命に立ち向かう。
だが猗窩座はそんな義勇を尻目に、やはり先程の攻撃がよほど脅威に感じたのか、炭治郎にとどめを刺そうと近づく。
それを義勇は炭治郎を殺したければ俺を先に倒せと、必死に止める。
その姿に、猗窩座は忘れていたはずの過去を思い起こされる。
そして義勇を倒そうと近づこうとした、その瞬間、手を誰かに引かれる感覚が。
振り向くとそこには、涙ながらにもうやめてと訴える若い女の姿があった。
鬼滅の刃18巻153話の扉絵とタイトル考察
今回の扉絵は着物を着た女性の足元が描かれたものです。
最後の場面で、猗窩座を止めようと手を引いた女性のものなのでしょうか。
エピソードタイトルの「引かれる」も、その場面で猗窩座が手を引かれたことから来ているようですね。
鬼滅の刃18巻153話の名台詞
今回、印象に残った台詞は義勇が炭治郎をかばうため言った「炭治郎を殺したければ、まず俺を倒せ…!!」です。
普段、義勇が物静かで冷静なだけに、鬼気迫る表情で言うこの台詞はとても印象深いものがあります。
猗窩座が過去を思い起こされたのも、この台詞の熱意と迫力によるものもあったのではないでしょうか。
鬼滅の刃18巻153話の感想・考察まとめ
作中でもかなりの強敵である猗窩座ですから、前回のあれで決着とはならない気はしていましたが、やはりしぶといですね。
前回あれほど活躍した炭治郎も力を使い果たし、義勇も傷だらけでまともに戦える状態ではありません。
戦況としてはかなり危機的状況ですが、次回語られるであろう猗窩座の過去がきっかけでなにか変わるのでしょうか。
154話の展開に注目しましょう。
⇒鬼滅の刃154話