鬼滅の刃18巻152話「透き通る世界」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話151話で亡き父から教えてもらった、”透き通る世界”へ片足を踏み入れた炭治郎。
今回その力を使いこなせるかが、猗窩座と戦う鍵となります。
鬼滅の刃152話「透き通る世界」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃18巻152話のネタバレ
義勇の限界
炭治郎が”透き通る世界”をものにしようと、意識を集中している間、義勇は一人で猗窩座を相手にしていた。
互角に見えた戦いも、義勇の攻撃はすべて躱され、返されてしまう。
次第に攻撃を先読みされるようになってしまい、もう十分だ、終わりにしようと告げる猗窩座。
義勇が振り下ろそうとした刀を、側面から殴り叩き折ると、そのまま義勇の無防備な腹へ拳を突き出す。
炭治郎の踏み入れた境地
しかし、その拳が義勇の腹を貫くことはなかった。
寸前のところで、炭治郎が猗窩座の腕を切り落としたのだ。
突然のことに、驚きを隠せない猗窩座。
義勇が炭治郎に目をやると、呼吸の音、髪と目の色、その全てが今までと違っていた。
その炭治郎の姿に危機感を覚えた猗窩座は、あたり一面に高速の突きを乱れ撃つ大技、”青銀乱残光”を放つ。
義勇はその威力と速さに”凪”でも受けきれず、突きを何発も浴びてしまう。
なんとか致命傷は避けたものの、傷だらけになり、膝から崩れ落ちる義勇。
一方”透き通る世界”の中で、全てが遅く感じられた炭治郎は、猗窩座の攻撃を躱すことができていた。
しかし、猗窩座はそのことに全く気付いていなかった。
それどころか、真後ろに立つ炭治郎を死んだものとして扱い、お前も死ぬことはない鬼になれと義勇へ話しかける。
気付かれずに背後を取っている、この千載一遇の好機に、義勇は炭治郎へ首を切れと念じる。
それに反して炭治郎は、首を斬ると宣言し、斬りかかった。
炭治郎の馬鹿正直な行動に、憤りを隠せない義勇。
猗窩座は、炭治郎が生きていることに驚きつつも、自分の”破壊殺・羅針”はどんな攻撃も感知すると自らに言い聞かせ、落ち着きを取り戻そうとする。
しかし、それは叶わなかった。
炭治郎はもはや、感知できる闘気を纏っていなかったのだ。
動揺し焦る猗窩座の隙をついた炭治郎は、”斜陽転身”を放つと見事、猗窩座の首を切り落とす。
鬼滅の刃18巻152話の扉絵とタイトル考察
今回の扉絵は見開きで、炭治郎、善逸、伊之助、カナヲ、義勇が同じ方向に刀を向けているものです。
雑誌掲載時はカラーだったものですね。
炭治郎と同期の剣士と、現在共闘しているということでこのメンバーなのでしょう。
一丸になって戦っている事が感じられる、良いイラストだと思います。
それぞれの日輪刀のデザインがよく分かるのも嬉しいですね。
エピソードタイトルは「透き通る世界」です。
今回、炭治郎が”透き通る世界”に到達したことで、戦況が大きく変わりましたね。
鬼滅の刃18巻152話の名台詞
今回、印象に残った台詞は、炭治郎の「猗窩座、今からお前の頚を斬る」です。
せっかくのチャンスを不意にするその行動に、義勇は驚きと怒りが入り混じったような表情をしていました。
真っ直ぐな性格の炭治郎らしいと言う見方もありますが、私はこれも”透き通る世界”へ達した為でた言葉の気がします。
その証拠に、猗窩座との戦いの最中、炭治郎は後ろから切りかかっていますし、それが卑怯で許せないということではないはずです。
“透き通る世界”へ達した炭治郎は父の様に、恐怖も殺気も抱いていなかったのではないでしょうか。
当然、仇である猗窩座に対しての怒りも無く、闘気つまり闘う気力も無い。
そのため自然と出た台詞と考えると、すんなり納得できる気がします。
鬼滅の刃18巻152話の感想・考察まとめ
炭治郎が前回、掴みかけた”透き通る世界”ですが、今回見事にものにしたと言ってもいいのではないでしょうか。
新しい力を身に着けた途端、今まで苦戦していた相手を圧倒するこの展開。
少年漫画らしくて、とても爽快感がありますね。
首を切られた猗窩座ですが、これで決着となるのでしょうか。
153話の展開に注目しましょう。
⇒鬼滅の刃153話