鬼滅の刃17巻147話「小さな歯車」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話146話でついに対峙した炭治郎と猗窩座。
いよいよ二人がぶつかり合います。
ここまで着実に力をつけてきた炭治郎ですが、猗窩座には通用するのでしょうか。
鬼滅の刃147話「小さな歯車」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃17巻147話のネタバレ
別の戦い
無限城の間取を紙に書いていたかなただったが、不意に両親と姉を思い出し涙があふれる。
そんなかなたに対し輝利哉は、泣くな、私達は負けないと鼓舞する。
輝利哉が指揮を執る部屋の前では、宇髄天元と煉獄槇寿郎が控えていた。
彼らの護衛についた二人。
年端も行かぬ子供が、過酷な境遇にも負けず、懸命に使命を全うしようとする。
その姿に感銘を受け、命を賭してでも守り切ると強く誓う。
その頃禰豆子はひどくうなされていた。
珠世が完成させた人間に戻る薬を使った禰豆子は、薬の作用と戦い苦しんでいた。
禰豆子が無事人間に戻ることを願いながら鱗滝は介抱する。
そして今回の戦いについて思いを巡らす鱗滝。
今までの鬼殺隊の戦いが巨大な装置だとしたら、炭治郎と禰豆子の存在は小さな歯車だ。
今まで停滞していた状況が、その小さな歯車が噛み合うことで一気に動き出したのだと。
食らいつく炭治郎
一方その頃、無限城では猗窩座との戦いが始まっていた。
炭治郎はヒノカミ神楽「花車」を使い、猗窩座の初撃を避けるとそのまま腕を切り落とす。
矢継ぎ早に繰り出される次の攻撃も「幻日虹」を繰り出し再び避け、さらに顔に一太刀浴びせる。
これまでの戦いと柱稽古を経て炭治郎は上弦とも戦える強さを手にしていた。
それを見ていた義勇は言葉を失う。
柱にも匹敵するその強さ。
あの日妹の命乞いをするしかできなかったあの少年が、これほどまでに強くなった。
その事実に驚きをを隠せない義勇。
それと同時に深く感銘を覚えるのであった。
そして猗窩座もまた炭治郎に対して態度を改める。
その強さを認め敬意を表すると、ここからが本気だと言わんばかりに術式展開を繰り出すのだった。
鬼滅の刃17巻147話の扉絵とタイトル考察
今回の扉絵は炭治郎と猗窩座が描かれたものです。
鬼気迫る炭治郎に対し冷ややかな表情を浮かべる猗窩座が対照的ですね。
いよいよ始まったこの二人の対決にふさわしい扉絵かと思います。
エピソードタイトルは「小さな歯車」。
これは鱗滝の言葉で、炭治郎と禰豆子を表したものですね。
鬼滅の刃17巻147話の名台詞
今回印象に残ったセリフは、実際口に出してはいないのですが、鱗滝の「負けるな禰豆子、負けるな炭治郎、絶対負けるな」です。
両親と姉を亡くした悲しみに暮れる間もなく懸命に筆を走らせる輝利哉たち。
そして薬の苦しみに耐え、人間に戻ろうとする禰豆子と、強敵の猗窩座に必死に食らいつく炭治郎。
今回形は違えど様々な戦いが描かれました。
形は違っても鬼殺隊一丸となって戦っているのだと、そんな事を感じさせるセリフだったと思います。
鬼滅の刃17巻147話の感想・考察まとめ
この物語は炭治郎と禰豆子のもので、今がそのクライマックスなのだと、そういう見方が普通だと思います。
しかし今回の鱗滝の様に、数百年に渡る鬼殺隊と鬼、無惨との戦いの決着が今つこうとしてるのだと、そう考えるととてもスケールが大きく感じられますね。
猗窩座に対し優勢に見えた炭治郎ですが、本気を出した猗窩座には同じようには行かないでしょう。
どういった戦いを見せてくれるのか気になります。
148話の展開に注目しましょう。