鬼滅の刃17巻145話「幸せの箱」。
ネタバレを含む個人的観点から考察します。
144話では、しのぶの訃報が炭治郎の耳にも入りました。
そして耀哉の後を継ぐ事になった輝利哉の姿も。
後半には善逸と搔岳の口争い、最後には刀も出てきました。
145話では、善逸と搔岳の戦いが更に過激になっていきます。
鬼滅の刃145話「幸せの箱」、それでは見ていきましょう。
鬼滅の刃17巻145話ネタバレ
鬼との出会い
搔岳が鬼になった経緯が話される。
鬼殺隊にいた頃の搔岳は、上弦の壱と戦った末、降参する事になった。
刀を置き、土下座する搔岳に、上弦の壱は鬼になるかと誘われる。
鬼の手から血を両手で受け止める搔岳。
上弦の壱は、驚愕の表情を浮かべている搔岳に、鬼について説明を続ける。
そして最後に、貴重な血を一滴でも溢すと殺すと宣言され、
震えながら両手の血を口に運ぼうとする搔岳…。
対戦!
場面は善逸との対戦中に移る。
自分を鼓舞する為に、恐怖に満ちた過去を思い出し、
炭治郎とお爺さんを心の中で貶す。
怒りを爆発させ、叫びながら刀を握り上げ善逸と戦う。
善逸の目に止まらぬ速さで動き出した搔岳に、
善悪がつかなくなったと告げるが、搔岳は否定し、また技を撃ち出す。
雷が直撃し、一瞬二人でお爺さんに指導されている懐かしい過去が善逸の頭に過る。
攻撃の当たった搔岳は勢いを増し、善逸に更なる打撃を加える。
身体中から血を流し、屋敷の穴に落とされる善逸に、
お前とは違うと上から誇り顔で言い放つ搔岳。
落下しながら、善逸は、懐かしい過去をふたたび思い出す…。
善逸の想い
泣いている善逸に、服の首袖を掴みながら搔岳を見習えと怒るお爺さん。
鬼殺隊に入り、搔岳の陰口を聞いた善逸は、思わずそいつらを殴った。
しかし搔岳に迷惑だと告げられ、
後ろを向いて歩き出すその姿を見て、しかし尊敬していたと語る善逸。
雷の呼吸を習っているときも、
仲良くは無かったが努力している事をよく理解していた。
だが、搔岳には善逸の尊敬など届かない。
善逸から見た搔岳は、心の中の幸せを入れる箱に穴が空いているという。
穴を塞がなくては満たされる事はないと悟る善逸は、
搔岳と道が別れた事をお爺さんに謝る…。
場面は落下時に戻り、途中でクルリと回り体勢を変え搔岳を睨み付けた。
そして壁を蹴り、搔岳へ技を繰り出した!
頸が飛ばされる搔岳は頭と身体、別々に落下していく。
生首になってもお爺さんへの不満を口にする搔岳を、
後を追うような形で落下していく目が虚ろな善逸。
しかし、今のは自分の技で爺ちゃんの指導は平等だった事、
この技で搔岳と対等に戦ってみたかった事を口にする…。
鬼滅の刃17巻145話の扉絵とタイトル考察
145話の扉絵は、縦割り6コマに区切られており、
右が善逸、左が搔岳の顔が描かれています。
そして上の段は、雷の呼吸見習い時代。
前を向きお互いを視線は互いに向いているようですが、
互いを苦手としていそうな表情です。
真ん中の段はお互い鬼殺隊にいるとき。
搔岳は不満気な表情、善逸は伊之助と炭治郎と笑顔で楽しそう。
下の段は、搔岳が鬼になった後の状態です。
互いが背中合わせになっていて横を向いています。
搔岳は尖った耳と口角を上げ牙を見せていますが、
鬼殺隊の制服をまだ着ていますね。血を飲んだ直後でしょうか…。
善逸は眉をひそめて悲しみと怒りを感じてそうな表情です。
上の段以外は対照的な表情を見せている二人。
どこで道を間違えたのでしょう…。
145話のエピソードタイトルは、「幸せの箱」でした。
幸せの箱に穴が空いてしまっていると搔岳を例える善逸。
それだけ搔岳の事を見てきたって事ですよね…。
こんなに自分を理解してくれる存在がいたというのに、
悲しいですね…。
鬼滅の刃17巻145話の名台詞
善逸の「心の幸せを入れる箱に、穴が空いてるんだ。
どんどん幸せが零れていく。
その穴に早く気付いて塞がなきゃ、満たされる事はない。」
は、自己啓発本に載ってそうだなと思いました。
鬼との出会いで欲望に止めが効かなくなってしまった搔岳。
何かが違ったら鬼殺隊で幸せに過ごせていたかも…と考えてしまいます。
鬼滅の刃17巻145話の感想・考察まとめ
搔岳の鬼になった経緯が想像と全く違いました。
その事を知らずに善逸はこれからもいるって事でしょうか…?
というか善逸は大丈夫なのか…!?
146話、早く読みたいです。