鬼滅の刃16巻138話「急転」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話137話では無惨による産屋敷邸の襲撃をまんまと許してしまいました。
襲撃の報を受け産屋敷邸へ急ぐ炭治郎たちですが、はたして間に合うことはできるのでしょうか。
鬼滅の刃138話「急転」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃16巻138話のネタバレ
産屋敷の意志
柱が集まり産屋敷の護衛について話し合う回想から始まる。
最低でも柱二人を護衛につけるべきだと主張する不死川実弥。
だが同じことを悲鳴嶼行冥が八年間言い続けているが、一向に聞き入れてはくれないようだ。
柱という貴重な戦力を自分の護衛には割けないと言うらしい。
そしてそれは現当主、耀哉に限った話ではなく、歴代の当主誰一人護衛を付けなかったのだ。
回想から戻り、急ぎ駆けつけた実弥が、産屋敷邸を目前にしたところで突如、屋敷が爆発する。
産屋敷邸の爆破
突然目の前に起こった出来事に呆然とする実弥。
同じく産屋敷邸に向かっていた炭治郎ら隊士も、爆発を目にして立ち尽くす。
産屋敷は自らの妻子共に、無惨を爆破で吹き飛ばしたのだ。
しかしそれでも無惨にとっては致命傷には至らなかった。
燃え盛る炎に包まれ、腕や頭の一部を欠けながら、産屋敷の名を恨みを込めて叫ぶ無惨。
産屋敷に対する怒りに震えながらも無惨は、この後訪れるであろう脅威に備え着実に体を再生させていく。
明らかに時間稼ぎと思われるこの爆破に無惨は、この後になにか仕掛けてくるであろうと予想したのだ。
産屋敷の目論見
まもなく体が再生しきるかと思われたその時、無惨を突如血鬼術が襲う。
枝分かれした鋭い棘が四方八方から無惨の体を貫いた。
その場に捕らえられた無惨は、棘ごと取り込み逃れようとする。
しかし次の瞬間、身動きの取れない無惨の腹に、突如現れた珠世の腕が深く突き刺さる。
目くらましの血鬼術により姿を隠していた珠世は、気付かれないまま無惨の目の先まで近づいていたのだ。
無惨は珠世がここにいることに驚く。
そして血鬼術の棘を取り込もうと、突き刺さった珠世の腕も吸収してしまった無惨は、珠世の手に握られていたものを知りさらに驚愕する。
それは珠世がついに鬼滅隊と協力しようやく完成させた、鬼を人に戻す薬だった。
動揺からか口汚く罵り無惨だったが、珠世も懸命に食い下がる。
そしてそこに駆けつけ、現れる悲鳴嶼。
珠世の声に合わせ、鉄球振り投げ、見事無惨の頭を砕くのであった。
鬼滅の刃16巻138話の扉絵とタイトル考察
鬼滅の刃138話の扉絵は、産屋敷耀哉の長女であるひなきと、次女にちか向い合せで手を取り合ってるイラストです。
爆発により命を落としてしまった二人。
今回両親と比べ扱いが少なかったので、扉絵で描いてくれたのだと思います。
そしてエピソードタイトルは「急転」となっています。
前話では無防備な状態で、無惨の侵入を許してしまい、危機的な状況でしたが、今回一転しそれすら耀哉の策だったということがわかります。
追い詰めたと思っていた無惨が、一瞬にして逆に追い詰められる。
まさに「急転」といったところですね。
鬼滅の刃16巻138話の名台詞
今回のエピソードで印象に残ったセリフは無惨の「産ッ屋敷ィィッ」です。
そのセリフのみというよりそのシーンも含めてになりますが。
結果的にあの爆発をきっかけに追い詰められる無惨ではありますが、あの時点ではまだ再生しきれる程度の爆発をくらっただけです。
それにも関わらずのあの逆上ぶりは、無惨の器の小ささをよく表している良いセリフ、シーンだと思いました。
鬼滅の刃16巻138話の感想・考察まとめ
無防備な様に見せ、実際は誘いこまれ策にはまったと言ってもいい無惨。
無惨を仕留めるには仕方なかったとはいえ、妻子ともに自爆すると言う決断には、想像を絶するものがあります。
大人であるあまねはともかく、まだ子供であるひなき・にちかが犠牲になったのは辛いですね。
ですが彼女たちが無邪気に遊んでいる、それによって無惨を油断させることに一役買ったと言う面もあったのかもしれません。
139話の展開に注目です。