鬼滅の刃15巻126話「彼は誰時・朝ぼらけ」。
ネタバレを含む個人的観点から考察します。
125話では、無一郎たちが合流!
そしてついに半天狗の本体の頸を斬り落とした炭治郎…!
126話では、炭治郎たちのその後が描かれます。
鬼滅の刃126話「彼は誰時・朝ぼらけ」、それでは見ていきましょう。
鬼滅の刃15巻126話のネタバレ
明け方
半天狗の本体の頸を斬り落とした炭治郎だが、朝が近づいているのに周りに殆ど隠れる場所がない事に気付く。
声がでない炭治郎は、禰豆子の下へ行き伝えようとする。
対し禰豆子はそんな兄に、頸無しの男がゆらりと立ち上がったのを伝えようとしていた。
後ろを振り返ると、頸が無いのにも関わらず、里の者に手を出そうとしている半天狗の本体の姿、そして…。
斬り落とした頭を見ると、舌の文字が変化していた事に衝撃を受ける炭治郎。
刀を握ったその瞬間、陽が出てきてしまう。
音を立て焼けていく禰豆子。
咄嗟に被さるように禰豆子を抱きしめる炭治郎だが、遠くで頸無し天狗の本体が人を追っているのが見えた。
崖の上から助けようとする玄弥、無一郎たち、そして追われている里の人…。
状況に混乱して動けなくなっている兄を、禰豆子が蹴り飛ばす。
宙に浮いている一瞬の間、炭治郎は、笑顔で焼けていく禰豆子の顔を見て、心境に変化が起きる…。
本体の本体
着地し涙を流しながら半天狗の本体を倒す事を決意する炭治郎。
勢いよく半天狗の本体に近付きながら、”本体”がいる所を探り出す。
里の人々の頭をついに掴んだ半天狗の本体。
炭治郎はその腕を斬り裂き、半天狗の本体の前に立って言葉を放つ。
その言葉に過去を思い出す半天狗の”本体”。
心臓にいた半天狗の”本体”の頸を、炎を帯びる刀で斬り落とす凄まじい形相の炭治郎…!
瞬間、半天狗は消えていく…。
陽
ふらつき、膝から崩れ落ち泣く炭治郎の前に、里の人々が声を掛ける…。
言われて見たその先には、陽を浴びながらも立っている禰豆子…!
言葉を失う炭治郎に、禰豆子は「お お おはよう」と微笑みながら話しかける…。
鬼滅の刃15巻126話の扉絵とタイトル考察考察
126話の扉絵は、跪いて泣いている炭治郎です。
こちらは半天狗の”本体”の頸を斬り落とした後の炭治郎ですね…。
妹の意思を継いで、半天狗に勝つも、陽に焼け消えていった禰豆子を想像して涙を流しています。
長かった半天狗との戦いですが、その勝利を飾る扉絵が、禰豆子を想って泣く姿。
炭治郎の人柄がよく表れている、胸が苦しくなる扉絵だと感じました…。
また、126話のエピソードタイトルは、「彼は誰時・朝ぼらけ」でした。
“彼は誰時”というのは、”明け方”の事を指すんですね。
そして”朝ぼらけ”は、”ほのぼのと明るくなる頃”を指すそうです。
これは今話の幾つかの状況とリンクしていそうだと思いました。
時間帯で言うと、明け方は禰豆子が炭治郎を蹴り飛ばす前で、朝ぼらけがその後でしょうか。
明け方はまだ少し暗さがありますが、朝ぼらけは完全に陽が出ています。
前半の炭治郎は、鬼との戦いの状況としてはあと一歩の所でしたよね。
半天狗を窮地に追いやっていてはいるので、後は止めを刺すだけ…という。
それを、暗さがある=完全には倒し切れていない、
これから陽が出る=鬼を完全に倒す、と解釈する事も出来るのではないでしょうか?
次に朝ぼらけについて、これは最後のカットで炭治郎の前に日が差す中で現れた禰豆子にぴったりな気がしますね。
号泣している炭治郎に対して、和やかな空気を纏って登場した禰豆子は、ほのぼのとしていました。
鬼滅の刃15巻126話の名台詞
126話で印象に残ったセリフは、禰豆子の「お お おはよう」です。
一体何があって日が差しても消えずに存在出来るようになっているのか分かりませんが、
あの禰豆子がついに口枷を外し、喋った…!?という驚きのシーンです。
炭治郎が言葉を失ってしまうのには共感しました。
本当に何が起きているのでしょうか…。
鬼滅の刃15巻126話の感想・考察まとめ
禰豆子を想う兄として、炭治郎は物凄い決断をしましたね…。
またそんな兄を後押しする禰豆子の行動にも人としてのレベルの違いを感じさせられました。
最後の場面では、陽が差す中で禰豆子がおはようと言いましたが、衝撃的過ぎて訳が分かりませんね…。
127話で、その件について明かされるか…楽しみにしておきましょう。