鬼滅の刃14巻117話「刀鍛冶」。
ネタバレを含む個人的観点から考察します。
116話では、半天狗と炭治郎の戦いが、更にヒートアップしていましたね。
そして新キャラも登場し、半天狗と炭治郎の意見の対立が起こり…。
117話では、ついに111話の続き、無一郎たちのその後が描かれます。
鬼滅の刃117話「刀鍛冶」、それでは見ていきましょう。
鬼滅の刃14巻117話のネタバレ
封じられた無一郎
玉壺に封じ込められた無一郎であったが、何とか意思は残っていた。
無一郎はどうにかして膜の外から出ようとするが、それは叶わず…。
そして、膜の中でも冷静な無一郎の前に、何故か炭治郎の姿が現れる。
話しかけてきた炭治郎の言葉に、また過去の記憶が過るが…。
鋼鐵塚の顔
場面は変わり、玉壺が、鉄穴森と鋼鐵塚を襲いに来る。
しかし、鋼鐵塚は一心不乱に刀を研ぎ続け、玉壺に話しけられても応じない。
無視をされた玉壺は、それに衝撃と怒りを感じ、攻撃に出る。
玉壺の攻撃を受け、身体から血を流す鋼鐵塚と心配する鉄穴森。
お面が取れる鋼鐵塚、それでも尚、刀を研ぎ続ける事を止める事は無く、玉壺は更に苛立つ…。
無一郎と他者
場面はまた無一郎に戻り、膜の中で無一郎と炭治郎は話し続ける。
炭治郎に掛けられた言葉に、思い考える無一郎。
そこに突然小鉄が刃物を持って無一郎を助けに来る。
必死に膜を引き裂こうとする小鉄、しかし背後に玉壺が現れ…。
無一郎が玉壺に気付いたのは束の間、小鉄が襲われてしまう。
致命的な傷を受けよろけながらも近づいてくる小鉄と、それを見て動じる無一郎。
小鉄が、膜に直接空気を吹き込むと、また現れる炭治郎の姿とあの言葉。
それに応えるようにして、無一郎は膜をついに破る…!
鬼滅の刃14巻117話の扉絵とタイトル考察
117話の扉絵は、水の膜に閉じ込められた痛々しい姿の無一郎です。
顔に幾つもの矢が刺さっており、何かを見て驚いているような無一郎らしくない表情。
これは、助けに来た小鉄が玉壺に攻撃を受ける前後の表情でしょうか?
今話は、誰かは誰かの為に動いている、という事を伝える場面が多かったと思います。
最後にそれを受け止めた無一郎、それは小鉄がボロボロになりながらも自分を助けようとする姿を見ての事でした。
膜を破るきっかけとなった小鉄。
そんな今話のキーパーソンである小鉄が襲われている所を目の前で見た無一郎の表情が扉絵なのは、とても納得できますね。
また、117話のエピソードタイトルは、「刀鍛冶」でした。
今話は刀鍛冶として仕事にかける想いの強さが見えた鋼鐵塚、そして刀鍛冶の里の住民である小鉄が大活躍していたのが印象的でしたね。
この2人だけで、既にタイトルとして納得ですが、そんな刀鍛冶の里の人々がいたからこそ、無一郎は人と人の繋がりを実感できたのです。
また、それが結果的に膜を破ることへ繋がったわけであり、今話の主人公とも言える無一郎にも関連性の高い言葉だと思います。
シンプルだけれどしっくりくるタイトルですね。
鬼滅の刃14巻117話の名台詞
117話で印象に残ったセリフは、無一郎の頭に突如登場した炭治郎の、
「一人でできることなんてほんのこれっぽっちだよ」「だから人は力を合わせて頑張るんだ」です。
教科書に載る教訓のような言葉ですね。
これを理解した無一郎は、これからもっと強くなれます!
人として精神的に成長する事が、能力アップに繋がるなんて最高のお話です。
これを言った炭治郎の困り顔も良かったです。
それにしても無一郎の中で、炭治郎の存在ってこんなに大きかったんだと驚かされました…。
鬼滅の刃14巻117話の感想・考察まとめ
無一郎の、これを糧にしてパワーアップした姿をもっと見たいです。
111話では危機的状況かと不安な気持ちでいっぱいでしたが、
117話を読み終えた後には、玉壺と無一郎の戦いの行方にワクワクしてきました…!
次回はどの場面からスタートするのかな。
118話に期待です。