鬼滅の刃11巻95話「最期」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話94話では四人の決死の連携で妓夫太郎達の首を同時に斬ることに成功しました。
二人の首は完全に斬れており、もう戦いが終わったかのように見えます。
しかし最後に妓夫太郎が放った攻撃により、辺りは崩壊してしまいます。
皆は無事なのでしょうか。
鬼滅の刃95話「最期」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃11巻95話のネタバレ
目覚める炭治郎
炭治郎が目を覚ますと、そこには3,4歳程の子供の姿の禰豆子がいた。
禰豆子は炭治郎を膝枕し、心配そうに炭治郎を見下ろしている。
はっと気が付き炭治郎があたりを見渡すと、辺りは崩壊した建物の残骸で滅茶苦茶になっていた。
炭治郎は禰豆子が助けてくれたことに思い当たり、禰豆子の頭を撫でた。
その後炭治郎は他の者の安否が気になり立ち上がろうとするが、膝に力が入らず座り込んでしまう。
そしてなぜ俺は毒を食らったのに動けるんだ、と頭を巡らす。
そうしていると、たんじろ~、と情けない声がどこからか聞こえてきた。
禰豆子の力
声の主は善逸だった。
炭治郎は禰豆子におぶられ善逸の下へと向かう。
善逸は目が覚めており、両足が折れていることを泣きわめいていた。
そして俺も可哀想だけど伊之助がやばい、心臓の音がどんどん弱くなっていると泣きながら告げる。
善逸が指差す先には、屋根の上に転がる伊之助の足が見えていた。
炭治郎達は伊之助の元へ向かい確かめるが、炭治郎も伊之助の心音が弱くなっていくのを感じた。
鬼の毒を何とかしないと伊之助が死んでしまう。
なぜ自分だけ助かったんだ、と炭治郎は目に涙を溜める。
すると禰豆子が手を掲げ、自らの血気術で伊之助を燃やし始めた。
突然のことに驚く炭治郎だが、よく見ると伊之助の毒で爛れた皮膚が治っていくことに気が付いた。
暫くして伊之助が腹減った、と叫んで目を覚ました。
炭治郎は伊之助の無事を喜び、熱い抱擁を交わすのだった。
宇髄の元へ
一方宇髄も毒を食らっており、瀕死の状態で3人の嫁に囲まれていた。
死なないで、と泣きわめく須磨。
せっかく生き残ったのに鬼の毒なんてどうしたらいいのか、と叫ぶ須磨に、まきをと雛鶴も絶望の表情を浮かべる。
遺言を残そうとする宇髄の声すらかき消す勢いで喚く3人に、宇髄も俺は何も言い残せず死ぬのか、と諦めの境地だ。
その時ヒョコ、と彼女たちの間から禰豆子が現れる。
そして伊之助の時と同様に宇髄を燃やし始める。
突然の蛮行に嫁たちは火葬が早すぎる、と混乱しながらも喚くが、次の瞬間には宇髄の毒が綺麗に消えた。
宇髄を抱き喜び合う3人の嫁たち。
炭治郎は、禰豆子の血気術が毒を燃やして飛ばしたのではないかと推測する。
そして鬼の首を確認する、と言い残して宇髄の元を後にした。
鬼の兄妹
鬼の血の匂いを辿り瓦礫を巡る炭治郎と禰豆子。
道中鬼の血だまりを見つけ、炭治郎は珠世に渡す為の上弦の血を採取することに成功する。
珠世の猫に血を託し、炭治郎は血の匂いの元を発見する。
そこには、醜く言い争う鬼の兄妹の姿があった。
二人はまだ生きていたが、少しずつ肉体は崩れていっていた。
二人して負けた事の責任を押し付けあう姿は、まさに兄弟げんかだ。
言い争いの果て、堕姫はアンタみたいに醜い奴がアタシの兄妹なわけない、と言い捨てた。
その様子を、炭治郎は悲しい瞳で見つめていた。
鬼滅の刃11巻95話の扉絵とタイトル考察
95話の扉絵は瀕死の宇髄を必死に看病する3人の嫁の姿となっています。
3人の血気迫る表情からも、この夫婦たちが本気で愛し合っていたことが想像できます。
95話のエピソードタイトルは、「最期」となっています。
これは伊之助や宇髄との別れを予想させますが、実際には上弦の陸の二人の最期の事だと思われます。
最期の瞬間に言い争いをしてしまうのは、悲しいことのように思えますが、果たしてどうなるのでしょうか。
鬼滅の刃11巻95話の名言は?
「アンタみたいに醜い奴がアタシの兄妹なわけないわ‼」
妓夫太郎に罵られて吐き捨てた堕姫のセリフ。
もうすぐにでも死んでしまうというような状況でしてしまった喧嘩の果てに、堕姫が目に涙を浮かべながら叫びます。
この言葉は彼女の本心なのでしょうか。
とても考えさせられる一言です。
鬼滅の刃11話95話の感想・考察まとめ
95話では、町が崩壊してしまったものの、禰豆子の活躍で仲間達の命が一命を取り留めたことが分かりました。
そしてもう鬼たちにも余力は残されていないようです。
鬼たちの兄妹喧嘩を見た炭治郎は、この後どのような行動をとるのでしょうか。
96話の展開に期待しましょう。