鬼滅の刃11巻92話「虫ケラボンクラのろまの腑抜け」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話91話では、炭治郎が伊之助、善逸と共に堕姫を倒す側にまわり、宇髄は一人で妓夫太郎と対峙することになりました。
炭治郎、善逸が援護しながら、伊之助が堕姫に斬りかかり、ようやく堕姫の頸が切り落とされます。
しかし、堕姫の頸が離れている間に、妓夫太郎の首も斬り落とさなければ、二人を倒すことはできません。
伊之助は、堕姫の頸を抱えて走り出しました。
残りの者達で、妓夫太郎の頸を切り落とすことはできるでしょうか。
鬼滅の刃92話「虫ケラボンクラのろまの腑抜け」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃11巻92話のネタバレ
頸を持って走る伊之助
堕姫の頸を抱え、伊之助は一目散に走り出した。
堕姫は、自身の髪の毛を使い伊之助を攻撃する。
しかし、頸を斬られた堕姫は、弱体化していた。
攻撃にキレがないぜ、と笑う伊之助。
次の瞬間、伊之助は妓夫太郎に背後から鎌を突き立てられていた。
全く予測できなかった攻撃に、驚愕する炭治郎。
妓夫太郎と対峙していた宇髄はどうしてしまったのか。
振り返るとそこには、片腕を切断され、横たわる宇髄の姿があった。
動揺する炭治郎を、容赦無く帯が襲う。
自分はまた仲間を守ることができない。
(みんなごめん、禰豆子ーー)
絶望し、目の前が暗くなる炭治郎。
禰豆子の夢
人間だった頃の禰豆子が、炭治郎に語りかける。
「謝らないで、お兄ちゃん。」
禰豆子は、いつも謝ってばかりの炭治郎を叱咤する。
精一杯頑張ってもダメな時はある。大切なのは今だ。
前を向こう、一緒に頑張ろう、と炭治郎に語りかける禰豆子。
目覚める炭治郎
炭治郎は瓦礫の中で目を覚ました。
意識が朦朧としている炭治郎。
「お前まだ生きてんのか。運のいい奴だなあ。」
妓夫太郎の声で、一気に覚醒する炭治郎。
堕姫も、斬り落とされた頸を復活させていた。
妓夫太郎は、炭治郎の顔を覗き込み、哀れむ。
伊之助は背後から心臓をひとつきにされ、宇髄は心臓が止まって死亡したと言う。善逸も瓦礫の下で瀕死の状態だ。
「お前ら本当にみっともねえなあ」
ニヤニヤと笑いながら、炭治郎を責める妓夫太郎。
炭治郎を鬼に勧誘する妓夫太郎
木箱からはみ出している禰豆子を見て、血縁だな、と感づく妓夫太郎。
妹だ、と答える炭治郎。
妓夫太郎は、妹を守れない炭治郎の非力さを責める。
炭治郎の指の骨を折り、髪を掴んで揺さぶりながら、汚い言葉をかけ続ける妓夫太郎。
「そうだ、お前も鬼になったらどうだ!!妹のためにも!!」
鬼になれば、炭治郎と禰豆子の命は助けてやると言う妓夫太郎。
その言葉に、炭治郎は天を仰ぐ。
涙を我慢しているのか、と笑う妓夫太郎。
次の瞬間、炭治郎の強烈な頭突きが炸裂した。
予想外の展開
炭治郎の予想外の頭突きに驚く妓夫太郎。
なぜか体を動かすことができない。
頭突きはカモフラージュで、炭治郎の本当の狙いは、毒付きのクナイを妓夫太郎に刺すことだった。
妓夫太郎の一瞬の隙をつき、炭治郎の刃が妓夫太郎の頸を狙った。
鬼滅の刃11巻92話の扉絵とタイトル考察
92話の扉絵では、禰豆子が涙を流しています。
回想の中でも、禰豆子は泣いていました。
一家の長男として、いつも責任を背負い、なにかと自分を責め続けていた炭治郎。
必要以上に背負い込もうとする炭治郎を、禰豆子はずっと気にかけていたようです。
92話のエピソードタイトルは「虫ケラボンクラのろまの腑抜け」となっています。
妓夫太郎が炭治郎にかけた汚い言葉の数々です。
炭治郎を虐める妓夫太郎は、心底楽しそうです。
鬼滅の刃11巻92話の名台詞
92話に出てくる中で一番印象に残ったのは、「謝ったりしないで、お兄ちゃんならわかってよ、私の気持ちをわかってよ」という、人間だった頃の禰豆子の台詞です。
炭治郎は、その優しさのあまり、自分が消耗することに何も感じません。
炭治郎にもっと頼って欲しい、みんなで力を合わせよう、という禰豆子の思いが感じられます。
鬼滅の刃11巻92話の感想・考察まとめ
ようやく堕姫の頸を斬り落とし、勝機が見えたと思ったのに、一瞬にして全滅させられてしまいました。
なんと、宇髄に関しては片腕が切断され、心臓も止まったとの事でした。
宇髄は死んでしまったのでしょうか?
伊之助は背後から一突きにされてしまいました。
善逸も虫の息です。
一体どうなってしまうのでしょうか。
また、炭治郎はこの勢いのまま妓夫太郎の頸を切り落とすことができるのでしょうか。
93話の展開に期待しましょう。