鬼滅の刃10巻85話「大泣き」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話84話では、ついに宇髄の手によって堕姫の頸が落とされました。
しかし、鬼化が進んだ禰豆子は、未だ正気を取り戻していません。
炭治郎の呼びかけに、禰豆子は応えることができるのでしょうか。
鬼滅の刃85話「大泣き」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃10巻85話のネタバレ
暴走を続ける禰豆子
宇髄が一瞬で堕姫の頸を切り落としたのを見て、呆気にとられる炭治郎。
「おい、戦いはまだ終わってねえぞ。妹をなんとかしろ。」
宇髄に言われ、はっとして禰豆子の名前を呼ぶ炭治郎。
しかし、禰豆子は依然暴れ続けている。
子守唄でも歌ってやったらどうだ、と軽口を叩く宇髄。
禰豆子は炭治郎に羽交い締めにされたまま、二階の窓から飛び出す。
禰豆子と共に地面に叩きつけられ、炭治郎は呻き声を上げる。
宇髄の言葉を正面から受け取り、子守唄を歌いだす炭治郎。
すると禰豆子は目を見開き、抵抗を止めた。
禰豆子の脳裏に、子守唄を歌い、微笑む母の姿が浮かぶ。
大声を上げて泣き出す禰豆子。
次第に全身に現れていた紋様が消え、禰豆子は子供のようにすやすやと眠りについた。
一方、堕姫と宇髄は…
「ちょっと待ちなさいよ、どこ行く気!?」
立ち去ろうとする宇髄を、堕姫の落とされた頸が怒鳴り
つける。
騒いでないで死ねとため息をつく宇髄に、私はまだ負けていないと食ってかかる堕姫。
しかし、何を言っても宇髄に言い負かされてしまい、堕姫は子供のように号泣する。
頸を切ったにもかかわらず、堕姫の体がなかなか崩れ落ちないことを不信がる宇髄。
「頸斬られたあ頸斬られちゃったああ」「お兄ちゃああん!!」
一際大にな泣き声を上げる堕姫。
謎の鬼、出現
突如、ズズズ…と不気味な音を立て、堕姫の背中から、肋が浮き出るほどに痩せ細った長髪の男が出てくる。
即座に攻撃を放つ宇髄。しかし、軽く避けられてしまう。
お兄ちゃんと呼ばれたその男は、宇髄など目に入らぬ様子で、号泣する堕姫をあやす。
「泣いてたってしょうがねえからなあ」「頸くらい自分でくっつけろよなあ」
さらに攻撃を仕掛ける宇髄。
男は宇髄を一瞥すると、二つの鎌を取り出し、宇髄に斬りつけた。
宇髄の額が割れ、血が流れ出る。
「へえやるなぁあ」「殺す気で斬ったけどなあ」
男は首を傾けて宇髄を睨め上げる。その様子は、堕姫にそっくりだった。
鬼滅の刃10巻85話の扉絵とタイトル考察
85話の扉絵には、斬られた自身の頸を抱えながら、お行儀よく正座する堕姫が描かれています。
目にも止まらぬ速さで頸を落とされ、事態を飲み込めていない様子です。
なかなかパンチの効いたイラストです。
85話のエピソードタイトルは「大泣き」となっています。
今回、禰豆子と堕姫、二人とも子供のように号泣しています。
禰豆子はもちろんのこと、あの憎らしかった堕姫も、なんだか可愛らしく見えてしまいました。
鬼滅の刃10巻85話の名台詞
85話に出てくる台詞の中で一番印象に残ったのは、宇髄の「ぐずり出すような馬鹿ガキは戦いの場にいらねえ。地味に子守唄でも歌ってやれや」です。
宇髄は、おそらく嫌味で子守唄と言ったのだと思いますが、馬鹿正直に炭治郎がそれに従い、結果、本当に禰豆子が眠り、事なきを得ました。
ちなみに、コミックスの情報によると、炭治郎は音痴だそうです。
鬼滅の刃10巻85話の感想・考察まとめ
堕姫の頸が落ち、ひと段落したかに思われましたが、なんと新たな鬼が登場しました。
しかも、堕姫は頸を落とされても死ぬことがありませんでした。
今まで、鬼殺隊の日輪刀で切り落とすか、日光にあたれば鬼は死ぬと考えられていました。
堕姫には、頸を落とされても死なない特別な力があるのでしょうか。
また、お兄ちゃんと呼ばれた鬼の正体とは?
86話の展開に期待しましょう。