鬼滅の刃9巻76話「それぞれの場所で」のネタバレと考察・感想をご紹介します。
前話では、善逸が消えてしまい、宇髄は自分が判断を誤った事を話しました。
上限の鬼に階級の低い炭治郎達では対処出来ないと考えた宇髄は吉原を出るように指示します。
しかし、皆が生きている事を信じ、助ける事を決めた炭治郎は夜に伊之助と落ち合う約束をします。
鬼滅の刃76話の内容を紹介していきます。
鬼滅の刃9巻76話のネタバレ
待てない伊之助
萩本屋・伊之助
約束した夜になっても一向に姿を表さない炭治郎に苛立ちを見せ始めた伊之助。
ついに待ちきれなくなった伊之助は天井裏にいる宇髄の使いのネズミ達に刀を持ってこさせる。
宇髄の使いであるムキムキのネズミは特別な訓練を受けており、知能も高く、一匹で刀を一本ずつ持って歩いてくるのだ。
それを受け取った伊之助は猪の被り物を被り、普段の姿で部屋を出ていくのであった。
宇髄、行動開始
善逸と雛鶴が行方不明になった京極屋。
宇髄は部屋にいた旦那の前に現れ、首元にクナイ構えると善逸と雛鶴の居場所を聞き出す。
旦那は震えた声で善逸が消え、雛鶴は病気でと答えるが、更に問い詰める宇髄に恐怖で息を切らす旦那。
その姿に、宇髄は自分を信用しろ、殺して仇を打つと旦那に言うと旦那は正直に話し、日の当たらない北側の部屋にいると答えたのだった。
しかし、宇髄が部屋に着いた頃には誰もおらず、人を狩りにいったと考えた宇髄は、鬼の気配を探り雛鶴の元へと向かうのである。
上弦の鬼・堕姫
鬼の甘い匂いを辿り、炭治郎が行き着いたのは鯉夏の部屋である。
中では着物に巻かれ動けずにいる鯉夏と瞳に上弦とかかれた堕姫がおり、炭治郎の姿を見た堕姫は鬼狩りに来た事を悟り、柱や人数を聞く。
そして、堕姫は炭治郎を見て柱ではないから弱そうと言うと、鯉夏を締め上げ、柱じゃない奴は要らないと言うのである。
焦る炭治郎は、鯉夏の体の異常を確認し、堕姫に向かってその人を話せと叫ぶが、堕姫が怒った瞬間に炭治郎の体が吹き飛んだ。
炭治郎には攻撃か早すぎて見えなかったのだ。
異能の帯
隣の店まで吹き飛ばされた炭治郎は攻撃ね速さに何が起こったのか理解が出来ずにいた。
ようやく体を動かし、考えが追いついた炭治郎は堕姫の帯に異能がある事に気づいたのだった。
堕姫の帯には人を仲に取り込めるようになっているため、建物内を探しても見つからなかったのだ。
起き上がる炭治郎に堕姫は骨があると言うが、そんな中で炭治郎は箱の心配をしていた。
幸い、箱は壊れていなかったが紐が切れて背負えなくなっていたため、禰豆子に向かい自分の命が危ない時以外は外に出るなといって堕姫に攻撃を仕掛ける。
炭治郎は堕姫が攻撃してくる間に鯉夏が捕らえられている部分の帯だけを切り落とし、それに対して堕姫は上手く切り落としたと関心するのである。
そして、炭治郎に向かって不細工だが可愛い、死にかけのネズミみたいだと言ったのだった。
鬼滅の刃9巻76話の扉絵とタイトル考察
76話の扉絵は伊之助が一人うつされています。
皆を助けるために炭治郎と夜に落ち合う約束をし、部屋で一人浴衣姿で待っている伊之助が描かれ、そこから突入し、激戦が始まる前の様子だと思いました。
76話のエピソードタイトルは「それぞれの場所で」となっています。
タイトル通り、萩本屋で待つ伊之助、京極屋で善逸と雛鶴を探す宇髄、上弦の鬼・堕姫と戦う炭治郎が描かれており、それぞれの場所で一つの目的のために戦うという意味が込められているように感じました。
鬼滅の刃9巻76話の名台詞
伊之助の「ネズミ共!刀だ!」
待ちきれなくなった伊之助が宇髄の使いであるネズミに刀を持ってこさせるシーンで放った言葉。
刀を持ってこさせるために天井に頭を突っ込む伊之助や、普通のネズミだと思ったら宇髄の額当てをつけたムキムキねずみで、刀を一匹で一本持てるなど、始まりからツッコミ所が多く、ギャグ色が強くて印象に残る言葉です。
鬼滅の刃9巻76話の感想・考察まとめ
まず、初めに待ち合わせをしていた伊之助は何処に行ってしまったのか、宇髄は雛鶴を見つけた後に堕姫を倒しに向かうのか、善逸はどうなってしまうのかなど気になる点が沢山上げられます。
更に本格的な戦闘の中で鬼の能力や炭治郎、伊之助、善逸の成長が明かされていくと思います。
このままでは炭治郎が一人で上弦の鬼と戦う心配が出てきてしまいますが
77話の展開に期待しましょう。