鬼滅の刃9巻74話「堕姫」のネタバレと感想・考察を紹介します。
前話73話では、遊郭にて潜入捜査中の善逸が、ついに鬼に遭遇しました。
「蕨姫花魁」と呼ばれたその鬼は、人間に扮して遊郭に潜んでいました。
声をかけられるまで、背後に立たれていることに気づけなかった善逸は、もしかしたら相手は上弦の鬼かもしれないと、体を震わせます。
善逸は一体どうなってしまうのでしょうか?蕨姫花魁の正体とは?
鬼滅の刃74話「堕姫』の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃9巻74話のネタバレ
炭治郎達が遊郭に潜入する二日前 . . .
炭治郎達が遊郭に潜入する二日前のこと。
後に善逸が潜入する事となる遊郭、「京極屋」の一室で、何やら二人の女性が物騒なやりとりをしている。
ひとりは京極屋の女将、お三津。
もう一人は京極屋一番の花魁、蕨姫であった。
「いい加減にして頂戴」と、冷や汗を流しながらお三津は蕨姫を問い詰める。
京極屋では怪我人や足抜けをする者、自殺者が絶えず、それは蕨姫の虐めが原因だと言う。
それを聞いた蕨姫が、首を傾けてお三津を睨めつける。
誰の稼ぎでこの店が大きくなったのかと詰問する蕨姫。
そのあまりの迫力にたじろぎながらも、子供の頃に聞いた噂話を持ち出すお三津。
何世代にも渡って、変わらぬ美しい姿のまま、名を変え遊郭に住う花魁がいるらしいと。
その花魁は物凄く美しく、物凄く性悪で、気に入らないことがあると首を傾けて下から睨めつける癖があったと…
それを聞いた蕨姫はついに正体を現し、お三津を掴んで屋敷から飛び出し、高く跳躍する。
そういうことは気づいた所で黙っておくのが賢い生き方だ、と笑った後、屋根よりも高くからお三津を落とした。
転落死したお三津を尻目に、京極屋に戻る蕨姫。そこには、鬼の始祖である鬼舞辻無惨が待っていた。
目をきらめかせて平伏す蕨姫を、無惨は「堕姫」と呼び、以前よりさらに強くなったなと褒める。
上弦の陸・堕姫
「堕姫」。
それが、無惨から蕨姫に与えられた鬼としての名だった。
堕姫の瞳には「上弦」「陸(ろく)」と刻まれている。
油断せず、討伐のため遊郭に潜入した鬼殺隊を倒すようにと告げる無惨。
回想は終わり、善逸は…
73話で蕨姫花魁と対峙した善逸。
千切れるほどの勢いで見習いの耳を引っ張り、なじる蕨姫花魁を制止した善逸は、蕨姫花魁に突き飛ばされ、襖を打ち抜いて床に倒れ込む。
騒ぎを聞きつけ、駆けつけた京極屋の旦那の懇願により、なんとか蕨姫の怒りは治った。
蕨姫は、突き飛ばした際に善逸が受け身をとった事に気づき、鬼殺隊であることを見抜く。
役者が揃ってきた事を喜び、美しい顔で不気味に笑う蕨姫だった。
鬼滅の刃9巻74話の扉絵とタイトル考察
74話の扉絵では、鬼の姿となった堕姫の足が描かれています。
いよいよ正体を現した鬼。善逸の読み通り、上弦の鬼でした。
74話のエピソードタイトルは、「堕姫」となっています。
蕨姫花魁の鬼としての名前が判明しました。
堕落した姫とは、なかなか酷い名前をつけたものですが、本人はむしろ無惨に恍惚としていましたね。
鬼滅の刃9巻74話の名台詞
74話で一番印象に残ったのは、京極屋の女将、お三津の「その花魁たちは…首を傾けて下から睨めつけてくる独特の癖があったって」と言うセリフでした。
人ならざる花魁の噂を語るお三津を、まさに今
「首を傾けて下から睨めつける」
蕨姫花魁…怖すぎます。
鬼滅の刃9巻74話の感想・考察まとめ
いよいよ潜入した鬼殺隊の存在に気づいた堕姫と、受け身は取ったものの気絶してしまった善逸。
なんと今回は無惨も登場して堕姫を鼓舞していました。
上弦の陸である堕姫との戦いは、どうなってしまうのでしょうか。
75話の展開に期待しましょう。