鬼滅の刃8巻68話「使い手」のネタバレと感想・考察を紹介します。
上弦の参との戦いで散った炎柱・煉獄杏寿郎の家へ出向いた炭治郎。
目的は杏寿郎の弔意を告げることと、煉獄家に伝わっているという文書を読むことでした。
そこで出会ったのは、酒を飲んで荒れる杏寿郎の父親でした。
彼は炭治郎に何を語るのでしょうか?
鬼滅の刃8巻68話「使い手」の内容を見ていきましょう。
鬼滅の刃8巻68話ネタバレ
怒れる煉獄父
人間の能力は生まれたときから定まっており、才能のある者はごく一部、残りは有象無象だと言い切る煉獄父。
死んだ杏寿郎は結局才能がなかっただけだと罵り、千寿郎にいつまでもメソメソしているな、と怒る。
炭治郎に気付いた煉獄父はうっとうしそうに追い払おうするが、炭治郎の耳飾りを見て態度を一変させた。
「日」の呼吸の使い手
耳飾りから、炭治郎を「『日』の呼吸の使い手」と決めつけた煉獄父は激昂して彼に襲い掛かる。
元柱である煉獄父の動作は、引退してもなおすさまじく、炭治郎は組み伏せられてしまった。
止めようとする千寿郎も殴られてしまう。
命を落とした自分の子供を侮辱して何が楽しいんだ、と言い返す炭治郎。
お前は俺達を馬鹿にしているだろう、と支離滅裂な返答をする煉獄父。
「日の呼吸」は最初に生まれた始まりの呼吸、最強の呼吸であり、他の呼吸は全て日の呼吸の派生であり後追いに過ぎないという。
その呼吸の使い手だからと言って調子に乗るな、と理不尽な怒りをぶつける煉獄父に、炭治郎も怒りを爆発させる。
自分が今、どれだけ打ちのめされているか知らないくせに、と怒った炭治郎は、煉獄父に頭突きを食らわせ、気絶させてしまう。
文書に記されたもの
冷静になってから反省している炭治郎。
煉獄父は、起きた後、酒を買いに外へ出かけたという。
しかし千寿郎は、炭治郎が自分の代わりに怒ってくれたようでスッキリした、と炭治郎に感謝するのだった。
そして杏寿郎が話していた、煉獄家に伝わる文書を持ってきてくれるのだった。
文書を開いた二人は、その内容に驚愕する。
鬼滅の刃8巻68話の扉絵とタイトルの考察
扉絵に描かれているキャラクターは、杏寿郎の弟、千寿郎と炭治郎の二人、千寿郎は哀しそうな顔で、炭治郎は信じられないといった表情で前を見つめています。
二人の視線の先にいるのは先週から登場した杏寿郎の父親だと思われます。
今回は扉絵というより、スムーズに話を進行させるため、大ゴマをそのまま扉絵に使っているのでしょう。
今回のエピソードタイトルは「使い手」というものです。
これは今回、杏寿郎の父が口にした「日の呼吸の使い手」と言う言葉を強調しているものと思われます。
「日の呼吸」という概念が、作中、重要な位置を占めることになると強調しているのでしょう。
鬼滅の刃8巻68話の名台詞
炭治郎「今俺がどれだけ打ちのめされてると思ってんだ」
杏寿郎の父に対して炭治郎が言い返した台詞。
ここまで「長男力」を発揮して、弱音を一切吐いてこなかった炭治郎が、珍しく内心のネガティブさを露にした台詞です。
他者を思いやり、自分の痛みや苦しさを後回しにすることが多い炭治郎ですが、この台詞を見て、彼は聖人なんかではなく、正しくありたいと歯をくいしばって我慢している一人の少年なのだとわかり、キャラクターへの愛着が増しました。
鬼滅の刃8巻68話の感想・考察まとめ
68話を読んで気になったのは、やはりラストで炭治郎たちが目にした古文書に何が書かれていたのか、というところです。
疑問なのは、炭治郎たちが本を開いた途端に驚いているというところ。
なにか驚愕の事実が書いてあるにせよ、読み始めてすぐには判らないと思います。
すると本には、絵図のような形式で驚愕の事実が書きとめられていたのではないでしょうか。