鬼滅の刃6巻45話「鬼殺隊柱合裁判」のネタバレと感想・考察を紹介します。
鬼殺隊士たちに鬼である禰豆子は殺されそうになりますが、鎹烏の指令により拘束して連れ帰られることにないました。
禰豆子と共に鬼殺隊本部へと連れてこられた炭治郎。
拘束された炭治郎を柱と呼ばれる隊士たちが見下ろします。
果たして禰豆子を認めてもらうことができるのでしょうか?
鬼滅の刃6巻45話「鬼殺隊柱合裁判」の内容を見てみましょう。
鬼滅の刃6巻45話のネタバレ
九人の柱
目を覚ますと縛られて砂利の上に転がされており動揺する炭治郎に、「ここは鬼殺隊の本部であり炭治郎は今から裁判を受けるのだ」としのぶは言った。
柱とは鬼殺隊の中で最も位の高い、鬼殺隊を支える九人の剣士たちである。
炎柱・煉獄杏寿郎は「鬼を庇うのは隊律違反なので鬼もろとも斬首しよう」という。
音柱・宇髄天元は「それならば自分が首を派手に切ろう」と名乗り出た。
恋柱・甘露寺蜜璃は「可愛い子を殺してしまうのは胸が痛む」と考える。
岩柱・悲鳴嶼行冥は「炭治郎が生まれてきたこと自体が可哀想だ」と涙を流す。
霞柱・時透無一郎は特に興味がない様子だった。
五人の柱は短いやり取りで禰豆子と炭治郎を殺すということに決定したらしい。
炭治郎は禰豆子の姿を探すが見当たらない。
善逸も伊之助も村田も、この場にはいないようだった。
木の上から冨岡はどうするのかと声が降ってきて炭治郎が驚いて見上げれば、隊員の姿があった。
蛇柱・伊黒小芭内は「冨岡も鬼を庇うという隊律違反をしているのではないか」という。
水柱である冨岡は、少し離れたところに立っていた。
蟲柱・胡蝶しのぶは「炭治郎たちはおとなしくついてきたのだから処罰は後にして話を聞きたい」と言った。
激しく噎せる顎を痛めた炭治郎に、しのぶは鎮痛薬入りの水を飲ませた。
鬼である証明
炭治郎は「禰豆子は鬼になってしまったが人を喰ったことは無いし、これからも人を傷つけることをしない」と語った。
だが柱は「身内ならば庇って当然だから信用できない、鬼に取りつかれているのだ」という。
炭治郎は自分は禰豆子を治すために剣士になり、二年以上の間禰豆子は人を喰っていないのだと叫んだ。
宇髄は炭治郎に「人を喰っていないこともこれから喰わないことも証明してみせろ」といった。
甘露寺はおずおずと「お館様がこのことを把握してないわけがないのだから、勝手に処分せずに来るのを待った方がいいのではないか」と意見した。
妹は自分と一緒に鬼殺隊として人を守るため戦えると言った炭治郎。
そこへ隠に静止されながら禰豆子の箱を持った隊員が現れる。
風柱・不死川実弥は「鬼が鬼殺隊として人を守るために戦えるなどありえない」と断言して、禰豆子の箱へと日輪刀を突き刺した。
箱から滴り落ちる禰豆子の血を見て、炭治郎は走り出した。
「妹を傷つける者は柱だろうが許さない」と叫び不死川へと向かっていく。
冨岡の「もうすぐお館様が来る」と叫んだ声のせいか、不死川が炭治郎に剣を振るうのが一瞬遅れた。
炭治郎は飛び上がり、不死川に頭突きを決めた。
それを見た甘露寺は思わず吹き出してしまう。
不死川に頭突きを入れた炭治郎に、伊黒は感心している。
炭治郎は縛られた後ろ手でしっかりと禰豆子の箱の紐を掴むと、不死川に「善良な鬼と悪い鬼の区別がつかないのなら柱をやめてしまえ」と一喝した。
おかっぱの少女が「お館様のお成りです」と叫ぶ。
屋敷の奥から、着物に身を包んだ男「産屋敷耀哉」が現れた。
鬼滅の刃6巻45話の扉絵とタイトルの考察
45話の扉絵には9名の鬼殺隊柱の姿が描かれています。
6人はこちらを向いていますが、悲鳴嶼、不死川、宇髄の三人だけは背を向けていることに何か意味があるのでしょうか。
45話のタイトルは「鬼殺隊柱合裁判」です。
炭治郎と禰豆子は裁判へとかけられることになりました。
鬼滅の刃6巻45話の名台詞
「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、柱なんてやめてしまえ!!」
禰豆子が人を喰っていなくても鬼は鬼だと箱に刀を突き刺した不死川に頭突きを食らわせた炭治郎の言葉です。
鬼に家族を殺された炭治郎ですが人を殺す鬼を憎みながらも、鬼の想いや悲しみを踏みにじったりはしませんでした。
禰豆子や珠世たちだけでなく、鬼であっても善良なものもいるのだからひとくくりにすることは許されないという炭治郎の優しさと真っすぐさが現れたセリフでした。
鬼滅の刃45話の感想・考察まとめ
鬼殺隊本部での裁判が決定した炭治郎と禰豆子。
柱は殺してしまう方がいいと言いましたが、禰豆子は殺されてしまうのでしょうか。
ですが殺すためにわざわざ裁判を開くとは考えにくい気もします。
お館様と呼ばれる人物には、何か考えがあるのかもしれませんね。