鬼滅の刃8巻66話「黎明に散る」のネタバレと感想・考察を紹介します。
猗窩座との戦いで致命傷を負った煉獄。
炭治郎や乗客たちを煉獄は守り抜き、猗窩座は煉獄の刀と炭治郎の刀が突き刺さったまま逃亡した。
夢で昔のことを見て思い出したことがあると炭治郎に語りだした煉獄。
果たして煉獄は最期に何を語るのでしょうか。
鬼滅の刃8巻66話「黎明に散る」の内容を見てみましょう。
鬼滅の刃66話のネタバレ
煉獄杏寿郎の最期
煉獄の刀を首に残し、炭治郎の投げた刀が胸に突き刺さったまま猗窩座は逃げ、辺りは日光が照らしていた。
煉獄は最期に炭治郎に思い出したことを語る。
煉獄は家に歴代の炎柱が残した手記があるのだという。
それにヒノカミ神楽についてもなにか記載があるかもしれないと語る煉獄。
炭治郎は呼吸で止血するように言うが、煉獄は助かる方法はなく自分はもうすぐ死ぬのだと言った。
話せるうちに話すと言った煉獄は弟・千寿郎には「心のまま正しい道を進むように」、そして父には「体を大切にするように」と伝えてくれと残した。
そして炭治郎に、「汽車の中で血を流し人を守った禰豆子を信じ鬼殺隊の一員だと認める」と言った。
「残された後輩たちが今度は鬼殺隊を支える柱となるのだ」と炭治郎たちに言った煉獄の目には、炭治郎の後ろに立つに病死した母の姿が見えた。
「自分はやるべきことを果たせたのだろうか」と母に問えば、母は微笑み、「立派にできた」と煉獄をほめる。
死んだ煉獄杏寿郎
煉獄の亡骸を前に、炭治郎たちは涙を流す。
伊之助も涙を流しながらも、炭治郎に「悔しくても泣かずに煉獄が信じてくれたことに応えるべきだ」と言った。
戦いは終わり、煉獄の訃報は産屋敷と柱たちにも伝えられる。
それを聞いたお館様は二百人の乗客を守った煉獄をほめ、そして「自分ももう長くは生きられないから寂しくはないのだ」と言った。
鬼滅の刃66話の扉絵とタイトルの考察
66話の扉絵には太陽の光を背にして立つ煉獄の姿が描かれています。
正に太陽のような煉獄の誇りを猗窩座は奪うことはできませんでした。
66話のタイトルは「黎明に散る」です。
朝日が昇った明け方、黎明に煉獄は散っていきました。
鬼滅の刃66話の名台詞
「竈門少年、俺は君の妹を信じる。鬼殺隊の一員として認める。」
汽車の中で血を流しながら人間を守った禰豆子を見た煉獄が最期に炭治郎に残した言葉です。
胸を張って生きろと告げた煉獄の信念はまるで太陽のようでした。
煉獄の残した言葉は炭治郎たちに刻まれ、そしてその心を燃やす火種となりました。
鬼滅の刃66話の感想・考察まとめ
戦いが終わり朝日が昇る中煉獄は命を落としました。
煉獄を亡くしたことに涙を流す炭治郎に対して伊之助が泣きながら発破をかけました。
最初はバラバラだった炭治郎、伊之助、善逸の三人ですが互いを支え合い励まし合い戦う良き仲間となりました。
また一つ大切なものを失った人々。
そしてお館様ももうすぐ死ぬのだと口にしました。
その顔の傷の範囲が広がっているように見えますが、その病の進行により命を落とすということなのでしょうか?