鬼滅の刃7巻53話「君は」のネタバレと感想考察を紹介します。
下弦の鬼を招集した鬼舞辻は、下弦の壱を残し他全てを惨殺します。
残された下弦の壱は鬼舞辻の血を存分に与えられ順応していく様子を見せました。
炭治郎を殺すように言い渡された下弦の壱は、血に順応して炭治郎の前に姿を現すのでしょうか?
鬼滅の刃7巻53話「君は」の内容を見てみましょう。
鬼滅の刃7巻53話のネタバレ
傷の癒えた三人と火の呼吸
蝶屋敷で炭治郎はしのぶの検診を受ける。
もう問題はないと告げられた炭治郎はしのぶにヒノカミ神楽について尋ねるが知らないと言われてしまう。
火の呼吸についてもしらないというしのぶに、炭治郎は父が火の呼吸をなぜかつかっていたのだと説明する。
火の呼吸がないが炎の呼吸はあるので烏に頼んで炎柱である煉獄に尋ねてみようとしのぶは炭治郎に告げた。
診察室を後にした炭治郎は廊下で長身の少年(不死川玄弥)にぶつかる。
それが最終選考で出会った少年だと気づいた炭治郎は声をかけるが無視されてしまった。
続いて炭治郎は蝶屋敷を出ることを庭で洗濯するアオイに伝えればはきはきと挨拶を返された。
アオイに礼を述べるが選別で運よく生き残ったもののその後は恐怖で戦に行けなかった腰抜けの自分に礼は不要だと返されるが、炭治郎はアオイの思いは自分が戦いの場に持って行くと告げてその場を後にした。
心の声のままに
縁側に腰かけるカナヲにも礼を述べる炭治郎。
カナヲは微笑むばかりで口を開かなかったが、突然コインを取り出し放り投げた。
手の甲でそれを受け止め見つめると、炭治郎にしのぶの指示に従っただけだから礼は不要だと告げた。
さようならと繰り返すカナヲに
何を投げたのか、なぜ投げたのか?
と炭治郎が質問を重ねると、カナヲは指示のないことはこれで決めるのだという。
今は炭治郎と話すかどうかを決めたのだというカナヲに、なぜ自分で決めないのかと炭治郎は聞く。
自分はどうしたかったのかと問われたカナヲはどうでもいいから自分で決められないのだと答えた。
どうでもいいことなんてきっとない、カナヲは心の声が小さいのだというとカナヲのコインを借りてカナヲが自分の心の声をよく聞くことを決めようとコインを投げた。
表が出たら心の声のままにいきることと言った炭治郎の手にコインが戻る。
コインは表を指していた。
心は何処までも強くなれるのだと言って立ち去ろうとする炭治郎に、カナヲはなぜ面を出せたのだと聞くと炭治郎は偶然だと答えた。
裏が出たとしても表が出るまで投げ続けようと思っていたという炭治郎を見送ったカナヲは独りコインを抱きしめた。
蝶屋敷を出発
蝶屋敷を後にした炭治郎、伊之助、善逸の三人。
指令が来ていないのなら蝶屋敷にいればよかったと騒ぐ善逸に炭治郎はなんとか説明をしようとする。
伊之助は初めて見る汽車に興奮するのであった。
鬼滅の刃53話の扉絵とタイトルの考察
53話の扉絵には炭治郎、善逸、伊之助の三人が描かれています。
座る炭治郎に背負われる善逸の上で伊之助が倒立をしている仲の良い様子です。
53話のタイトルは「君は」です。
炭治郎が蝶屋敷で出会った同期の少年に対しての「君は」なぜここに?であり、
自分は戦いに行けなくなった腰抜けだというアオイに対しての手助けしてくれた「君は」僕の一部だからという言葉であり、
カナヲに対しての「君は」どうしたのかという炭治郎の言葉にかけられているのではないでしょうか。
鬼滅の刃53話の名台詞
「頑張れ!人は心が原動力だから、心はどこまでも強くなれる!」
全てがどうでもいいのだというカナヲに対しての炭治郎の言葉です。
炭治郎は沢山傷つきながらも心を原動力に心の強さを鍛えてここまでやってきました。
そのことが分かる一言です。
鬼滅の刃53話の感想・考察まとめ
蝶屋敷に別れを告げた3人は煉獄のもとへ向かいます
蝶屋敷にいる人々も、何か事情を抱えているようです。
全てがどうでもいいために何も自分では決められないというカナヲは、これから炭治郎の言うように心の声に従って生きることができるでしょうか?
その炭治郎の言葉がカナヲに自らの意思でなぜ面を出せたのだと質問をさせているので、少なからずその心に残るものがあったのだと感じました。