鬼滅の刃4巻30話「操り人形」のネタバレと感想・考察を紹介します。
隊員たちが蜘蛛の糸で操られていることに気付いた炭治郎。
伊之助の技によりそれを操る鬼の姿を見つけることにも成功しました。
山の中には鬼の家族が五体住んでいるということも少年の鬼の呟きから判明しました。
果たして炭治郎たちは鬼を倒し隊員たちを救うことができるのでしょうか?
鬼滅の刃4巻30話「操り人形」の内容を見てみましょう。
鬼滅の刃4巻30話のネタバレ
糸の付いた隊員たち
糸を操る鬼を伊之助が技を使って見つけ出した。
村田は炭治郎に、ここは自分に任せて二人で鬼の元へ行くよう伝える。
「情けないところを見せてしまったが自分も鬼殺隊の剣士である」と村田。
糸を斬り、蜘蛛にも気を付けるので自分は大丈夫、鬼の傍にいるもっと強力に操られているものに備えるため、二人で行くのだと村田は言った。
炭治郎は少し迷うも了承し、村田に礼を述べて伊之助と共に鬼のもとへと走った。
二人は鬼に向かう道すがら、まだ生きている鬼殺隊員と出会う。
その女性隊員は糸につながれ涙を流しながら階級が上の人を連れてくるように訴える。
そうしないとみんな殺してしまうと叫ぶ女性隊員の両手には、息絶えた隊員の身体があった。
自分に近づくほど糸は太くなり操る人形も強くなるのだと、女の鬼は一人少し離れた場所で糸を操っていた。
そこへ少年の鬼「累」が姿を現す。
累は女の鬼に「母さん」と呼びかけ、「勝てるよね」と念押しする。
「時間がかかりすぎている、早くしなければ父さんに言いつける。」
そう言った累に、母鬼が必死にやれると叫んだ。
早くしろと言い残し消える累。
母鬼は恐怖と焦りで息を乱しながら糸を操る。
早く殺さなければ自分が酷い目にあうと言いながら。
助ける方法
女性隊員は炭治郎たちに逃げてと叫ぶと大きく刀を振った。
その動きは素早いものだったが、操られているせいであると告げる。
そもそも自分たちはこんなに強くなかったのだと女性隊員が訴える。
その腕が思い切り後ろに振り上げられ、骨が折れる音がした。
糸で操られる体は骨が折れてもお構いなしに、無理やりに動かされる。
攻撃を必死に避ける炭治郎たちの背後から、新たに二人の隊員が糸に操られ姿を現した。
血にまみれた隊員は殺してくれと懇願する。
手足は折れ、骨が内臓に突き刺さっているのに無理やり動かされ激痛で耐えられない。
どのみちもうすぐ死ぬのだから、とどめを刺してくれと懇願していた。
固まる炭治郎をよそに、伊之助はわかったと返事をする。
助ける方法を考えるから待ってくれと炭治郎が止めるが、本人が殺してくれと言っているだろうと伊之助は言う。
それに、もたもたしていてはこっちが殺されてしまう。
炭治郎は必死に考えた。
糸を切ってもまたすぐにつながってしまう。
技を使わずに動きを止める方法が必要だ。
何かをひらめいた炭治郎は、突然走り出す。
その後を女性隊員が負ってくるのを確認すると、突然向きを変え女性隊員の体を木の上へと放り投げた。
女性隊員の体につながる糸は木に絡まり、動きを止めた。
それを見た伊之助も次々と隊員を放り投げ、糸を木に絡めていく。
糸を操ることのできなくなった母鬼は歯噛みし、別の人形を出すことを決めた。
鬼滅の刃4巻30話の扉絵とタイトルの考察
30話の扉絵は数多の糸に体が繋がれる女性隊員の姿が描かれています。
30話のタイトルは「操り人形」です。
鬼の操り人形として無理やり身体を動かされ仲間と戦わされていた隊員たち。
炭治郎はなんとか彼らを助け出そうと策を見出しました。
鬼滅の刃30話の名台詞
「ここは俺に任せて君も先に行け!」
糸に操られる隊員たちを自分の任せ、炭治郎は伊之助と共に糸を操る鬼の元へ行けと言った村田隊員のセリフです。
森の中で座り込んでしまっていた逃げ腰の彼でしたが、炭治郎たちの勇気や心の強さに触れて己を奮い立たせます。
正に鬼殺隊としての誇り高くある姿が見られたセリフでした。
鬼滅の刃30話の感想・考察まとめ
生殺しのまま操られる隊員たちに遭遇した二人。
とどめを刺してくれと懇願する彼らを何とか救おうと炭治郎は打開策を思いつきました。
母鬼の言うあの人形というのは恐らくもっと強い物だと考えられます。
無事に隊士たちを救うことができるのでしょうか…
そして父と呼ばれる鬼を恐れる母鬼。
それが十二鬼月なのでしょうか?
まだ出ていない三体の鬼も気になりますが、入山した善逸の行方も気になりますね。