鬼滅の刃4巻27話「嘴平伊之助」のネタバレと感想・考察を紹介します。
禰豆子の入った箱をめぐって素手での喧嘩に発展した炭治郎と猪頭。
炭治郎の頭突きにより、その素顔が露わになりました。
炭治郎と善逸の同期である彼は、二人と良い関係を築くことができるでしょうか。
鬼滅の刃4巻27話「嘴平伊之助」の内容を見てみましょう。
鬼滅の刃4巻27話のネタバレ
猪頭・伊之助の素顔
猪の皮の下の素顔が露わになった少年「伊之助」。
俺の顔に文句があるのかと問う少年に、炭治郎は文句はないと答える。
「こぢんまりしていて色白でいいと思う」という炭治郎に怒る少年だが、炭治郎はもう戦わない、頭突きもしないと宣言する。
少年は嘴平伊之助と名乗った。
それに対して炭治郎はどんな字を書くのだと問い返す。
読み書きはできないが名前はふんどしに書いてあると言った伊之助は不自然に停止した。
そしてそのまま泡を吹いて倒れた。
死んでしまったのではないかと心配する善逸に、自分が頭突きしたから脳震盪を起こしたのだろうと炭治郎は言う。
人を失神させるほどの頭突きをしたにもかかわらず、頭に少しの傷も負っていない炭治郎のことを善逸は密かに恐れた。
伊之助が目を覚ます。
起きるなり「勝負」と叫びながら善逸を追いかけまわす。
炭治郎と三兄妹は、土を盛り石を置いている所だった。
何をしていると問う伊之助に、埋葬をしているのだと答える炭治郎。
炭治郎が「屋敷の中にまだ殺された人が居るから手伝ってくれ」というと、「そんなことをして何の意味があるのか、それよりも自分と戦え」と伊之助は叫んだ。
伊之助が手伝えない理由を、炭治郎は傷が痛んでできないからだと解釈した。
「痛みを我慢できる度合いは人それぞれであるし、人を埋葬するのは大変なことだから気にしなくていい」と優しく言う。
休んでいるといいと言って微笑んだ炭治郎に、伊之助は何人でも埋めてやると啖呵を切るのだった。
埋葬を終えて、下山することとなった。
善逸はまだ正一が鬼を倒したと思っており、連れて行くのだと駄々をこねたが炭治郎によって強制的に諦めさせられた。
そして稀血である清には鬼除けになる藤の花の香袋を鎹烏が吐き出して与えた。
兄弟たちと別れて三人は下山する。
伊之助は他の生き物との力比べだけが楽しみで山の中で親も兄弟もなく育ったのだという。
そして鬼殺隊の隊員と力比べをして刀を奪い最終選別や鬼の存在についてを聞き出したのだと続けた。
育てを介さず選別参加ののち鬼殺隊に入ったらしい伊之助は、隙を見て炭治郎に勝つと宣言した。
藤の花の家紋の家
烏は三人を藤の花の家紋の家へと案内した。
負傷により完治するまで休養せよというのが今回の指令だ。
屋敷の中からは一人の老女が姿を現した。
老女は食事を用意し、布団を用意して三人をもてなす。
藤の花の家紋の家は鬼狩りに命を救われた一族であり、鬼狩りには無償で尽くしてくれるのだという。
医者も呼んでもらい、三人ともあばらが折れていることが判明した。
伊之助の額には大きなこぶも出来上がっている。
伊之助は何かにつけて炭治郎を挑発するが、その優しさの前ではまったく挑発になっていなかった。
そして伊之助は禰豆子の箱のこともすっかり忘れている様子だった。
誰も聞かないので善逸が鬼を連れているわけを炭治郎に問う。
分かっていて庇ってくれた善逸はいい奴だと炭治郎は礼を述べた。
その時、壁際に置かれた箱が内側から引っかかれるような音を立てる。
炭治郎は焦る善逸をなだめる。
箱の戸が開いて中から禰豆子が姿を現した。
伊之助はすっかり寝入ってしまっている。
禰豆子の姿を見た善逸は突然怒りをあらわにした。
「可愛い女の子を連れて旅をしていたなんて良い身分だ、流した血を返せ」と日輪刀を炭治郎に向ける。
鬼殺隊を舐めるなという善逸の叫びは夜明けまで止むことが無かった。
鬼滅の刃27話の扉絵とタイトルの考察
27話の扉絵には猪頭を脱いだ伊之助と、それを見て鍛えられた体に女の子のような顔が乗っていて気持ち悪いと思っている善逸が描かれています。
27話のタイトルは「嘴平伊之助」です。
戦闘意欲が高く、鍛えられた肉体を持った彼ですが、その素顔は女の子のように美しいものでした。
鬼滅の刃27話の名台詞
「傷が痛むからできないんだな?」
屋敷で殺されてしまった人々を埋葬するのを意味がないから手伝わないと言った伊之助に、炭治郎が放った一言です。
これには鬼に襲われていた三兄妹もずれていると感じる程でした。
炭治郎の何処までも素直すぎる性格がよく表れている一言です。
鬼滅の刃4巻27話の感想・考察まとめ
あばらが折れていた三人は療養に入りました。
いろいろありましたが、同期として仲間として三人は上手くやって行けるのか…
不安もありますが、炭治郎の天然なまでの優しさがあればきっと大丈夫でしょう。
しっかりと怪我を治して、次なる仕事に挑んで欲しいですね。