アメリカ映画『HiddenFigures』の邦題に批判殺到でドリームに変更

【内容をサクッと説明】

  • 2017年6月9日、全米で話題のアメリカ映画『HiddenFigures』の邦題が酷すぎると話題になった。
  • 『HiddenFigures』はマーキュリー計画に関わった黒人女性を描いた作品だが、邦題は『ドリーム 私たちのアポロ計画』となっていた。
  • ネット上での批判を受けて、同日、配給会社である20世紀フォックスが邦題の改名を発表し、『ドリーム』というタイトルに変更された。

『Hidden Figures』の邦題

2017年6月9日、『ラ・ラ・ランド』を超える大ヒットを記録したとして、全米で話題になっている映画『Hidden Figures』の邦題が酷すぎるとネット上で話題になった。

『Hidden Figures』の意味は直訳すると『隠された人影(もしくは数字)たち』。

同作品内では、人種差別を受け、存在を秘匿されながらも天才的な数学の能力で、アメリカ初の有人宇宙飛行計画・マーキュリー計画を支えた黒人女性たちを描いている。

だが、以下のポスターを見てもらえばわかるように、なぜか邦題は『ドリーム 私たちのアポロ計画』になっている。

出典:http://www.itmedia.co.jp/

アポロ計画はマーキュリー計画のあとに発案された宇宙計画である。

もちろん『Hidden Figures』にもアポロ計画はほとんど関わっていない。

ネット上で批判

この酷い邦題に対して、ネット上では批判の声が相次いだ。

配給会社が改名を布告

ネット上での批判を受け、2017年6月9日、配給会社である20世紀フォックスが『Hidden Figures』の邦題を『ドリーム 私たちのアポロ計画』から『ドリーム』に変更すると発表した。

邦題の理由

なぜ、無関係なアポロ計画を邦題にしようと考えたのか。

その理由もネットメディアのインタビューによって明らかとなっている。

「映画の内容としてはマーキュリー計画がメインであることは当然認識しています」

「その上で、日本のお客様に広く知っていただくための邦題として、宇宙開発のイメージを連想しやすい『アポロ計画』という言葉を選びました」

邦題を決める際に「確かに懸念の声も上がった」

「作品の本質にあるのは、偉大な功績を支えた、世の中では知られていない3人の女性たちの人間ドラマ。ドキュメンタリー映画ではないので、日本のみなさんに伝わりやすいタイトルや言葉を思案した結果

「ネット上で否定的な意見があることも確認していますが、こちらからコメントを出すつもりは現段階ではありません。この作品に限らず、映画は観る前も観た後も、さまざまな感想を持っていただくものと考えています」

出典:buzzfeed

つまり広報活動のために、マーキュリー計画よりも周知されているアポロ計画をタイトルにしたということだ。

過去にも酷い邦題

同じような事例は過去にも多数起きている。

もっとも有名な酷い邦題は、こちらの『バス男』だ。

出典:https://matome.naver.jp/

原題は『ナポレオン・ダイナマイト』。

上映された当時、2ちゃんねる発信の作品『電車男』が流行していたため、このような邦題をつけられてしまった。

多数の抗議が押し寄せたためか、2014年に原題の『ナポレオン・ダイナマイト』へ改名されている。

『Hidden Figures』の監督であるセオドア・メルフィ氏は、問い合わせを受けて、「どうしてこうなったのかわからない。問い合わせてみるが(邦題を)変更するにはもう遅すぎるだろう」と回答したそうです。

「どれだけ良作でも見てもらえなければ意味がない」という考えは理解できますが、内容とタイトルが別物になってしまうのも大問題ではないでしょうか…。







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